※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2013年08月25日

8月25日(日曜日) まゐる酒に灯あかき宵を歌たまへ女はらから牡丹に名なき(みだれ髪)

 おはようございます。

 雨です。
 なんか神戸の周辺はのきなみ「大雨・洪水警報」が出てる。


ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー

臙脂紫

まゐる酒に灯あかき宵を歌たまへ女はらから牡丹に名なき

 今日の歌は昨日のみたいに「知らない言葉」「わからない言葉」はとりあえず無いし、情景も浮かんでくる。要するに和歌の同人のみんなでお酒飲んで盛り上がってるるんだろうな、と(違うかな??)しかし「訳せ」と言われたら困ってしまうな・・・


 新潮文庫



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posted by kingstone at 08:43| Comment(3) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>同人のみんなでお酒飲んで盛り上がって

 「まゐる酒に灯あかき宵」は源氏物語の「灯あかくかかげなどして,御くだものばかりまゐれり」あたりにインスパイアされたのでしょう。「このようにお酒を差し上げるのですから」「歌たまへ(恋愛歌を送ってください)」と言うことでしょう。この頃の「はらから」は後の意味での「同胞」の意味合いはなく,「同じ母親から生まれた兄弟姉妹」という意味です。もっとも,和歌ですから比喩でしょう。「牡丹」は「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」という「美人」「才女」,なんでもいいのですが,「際だった女性」ということで晶子自身を指すのでしょう。鉄幹は女性に手が早いので有名でしたから「あなたの穴姉妹と比べても,私は特別でしょ?ほら私はまだ手つかずよ」というくらい積極的な歌なのだと思います。
Posted by もずらいと at 2013年08月25日 14:24
もずらいとさん、どうもです。

>源氏物語の「灯あかくかかげなどして,御くだものばかりまゐれり」あたりにインスパイア

ははあ。与謝野晶子は源氏物語には詳しいですもんね。
しかしみんなで宴会ではなく、二人のやりとりの歌なんだ・・・
全然情景が読み取れてないな・・・

Posted by kingstone at 2013年08月25日 19:52
>全然情景が読み取れてないな・・・

 そりゃ,私は基礎免許中高国語ですから。それだけでなく「詩」が基本的に嫌いなので,その分俯瞰的なのでしょう。私が得意なのは音韻学です。こっちを主にしてたら今頃大学の先生くらいはいけてたかもしれません。もっとも,それは生身の人間を対象としないので,決して向かわないであろう道でもありますが。
Posted by もずらいと at 2013年08月25日 20:42
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