雨です。
で、なんか久しぶりに「豪雨」ではなく、なんていうのか「普通に降って」ます。
ーーー与謝野晶子 みだれ髪よりーーー
臙脂紫
紺青(こんじやう)を絹にわが泣く春の暮やまぶきがさね友歌ねびぬ
【紺青】紺青(こんじょう)とは、鉄のシアノ錯体に過剰量の鉄イオンを加えることで、
濃青色の沈殿として得られる顔料である。(Wikipediaから)
製法によりいろいろな名前があるが、有名どころではプルシアンブルー。
【ねびぬ】【文語】バ行上二段活用の動詞「ねぶ」の未然形である「ねび」に、
打消の助動詞「ず」の連体形が付いた形。(weblio)
【ねぶ】(1)年をとっている。ふける。ねびる。 「かたちなど、―・びたれど清げにて/源氏(夕顔)」
(2)年齢よりおとなびる。
「みかどは御年よりはこよなう大人大人しう―・びさせ給ひて/源氏(薄雲)」
「紺青」「やまぶきがさね」どちらも色の名前。こう色名が出てくるとぱっと華やかな感じがするな。でもって、先日のもずらいとさんのコメントから考えると、な〜〜んにも考えず、たまたま言葉を連ねた(で、それが華やかになった)、「泣く」なんかも勢いで書いた、みたいな気がしてきた。あんまり意味とか考えるんじゃなくて。
でも、そういうのって、和歌の本質(あんまり意味なく、華やかだったり・・・)なのかも・・・
「友歌ねびぬ」ってのは、「友達の作った歌は古くなっていない(新しい)」か。やっぱり与謝野鉄幹の歌なのかな?
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ラベル:挨拶 天気 歌
私は完了の「ぬ」で「友の歌は(私より)はるかに成熟した立派なものだ」だと思います。だから「(くやしくて)泣く」のでしょう。
>「友の歌は(私より)はるかに成熟した立派なものだ」
なるほど!!
ということはやっぱり鉄幹の歌かな??
いやライバルの山川登美子の歌??