薄曇り。(靄?)
ー「種田山頭火と尾崎放哉」徳間書店よりー
なつめたわゝにうれてこゝに住めとばかりに
山頭火 1932年(昭和7年)
前の句と同じ9月14日。
小郡町にある其中庵(ごちゅうあん)に行ってみれば、庭のなつめがたわわに実っていた、と。なにか幸せな感じがするな。
私も、小さい頃、なつめの実を食べたことがあるような気がするのだけど・・・
前日には「まづたのむ柿の実のたわわなる」という句を作っている。これは松尾芭蕉の「まずたのむ椎の木も有夏木立」が念頭にあったものと思われる。
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