外はまだ真っ暗です。
ーウォーレン・バフェット 成功の名語録 桑原晃弥著よりー
「名声を打ち立てるには一生かかるが、台なしにするには5分とかからない」
これは同じようなことがよく言われますよね。例えば
「信用を築くには長い時間がかかるが、失うのは一瞬でいい」
とか。
1968年フォーブス誌は「オマハはいかにしてウォール街を打ち負かしたか」とい見出しの記事の中で
「1957年にバフェット・パートナーシップに投資された1万ドルは、今や26万ドルになった」
と書いた。12年間損を出さず、年利31%の複利で成長させた。もうこれですごい名声・信用を得たわけやね。
しかし、ソロモン・ブラザーズに関するWikipediaの記述を引用すると
「1991年に元トレーダーのポール・モーザーによる米国国債の不正入札発覚を契機として様々なスキャンダルに見舞われ「ウォール街の帝王」としての信用を失うこととなった。その際、1987年のロナルド・O・パールマンによる買収騒動以降関係を深めていたウォーレン・バフェットに経営再建を実質的にゆだねることになった。」
しかし、ゆだねられても失敗する可能性は高く、名声が地に落ちる可能性も高かったのじゃないか、と思います。でバフェットさんは
「1997年11月、バフェットの仲介でアメリカのトラベラーズ・グループ(Travelers Group)に買収され、トラベラーズ傘下の投資銀行であるスミス・バーニー(Smith Barney)と合併してソロモン・スミス・バーニー(Salomon Smith Barney)となった。」
という対応をし、危機をとりあえず回避し、なんとかなる、となった段階ですぐに辞任して後継者に任せてはったはず。そこらへんの出処進退もいいっすね。
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