そこで使うレジメと資料です。
20130307
個別の支援計画を考える時に
kingstone
1.個別の支援計画
福祉業界のほうが教育業界より早くから取り入れていた
何をねらうか(しかし・・・成長だの発達だの言う前にまず・・・)
長期目標
短期目標
・本人のねがい
・家族のねがい(しかし・・・)
最初はあれこれ考えてとにかく書いてみる
やってみてあれれと思えば、変更して書きためていく
※計画を立てることは大事、しかし思いつきも大事。
似たようなもの
IEP(IEPは引きつげません事件)
サポートブック
サポートファイル
2.ボトムアップとトップダウン(そして知的好奇心)
最終的には大人になった時に自立的(サポートつきであっても。
支援グッズであったり、ジョブコーチであったり、ケースワーカー
であったり、年金であったり)な生活が送れること。
※自立 「判断」「選択」「表現」「行動」「責任」
いい生活を送るための条件
・家族(周囲の人)に感謝されることがある
・ひとりでできる趣味がある
話題の言葉
合理的配慮
時間や時刻を教えること・次の活動に移ることを教えるために
(おめめどうのホームページから)
1.時間軸を整えよう(始まりと終わり)
(1) カレンダー・年表
●巻物カレンダー
●巻きカレ1年手帳
●巻カレ1年ポスター(おまけ)
(2) スケジュール・時間割・プログラム
●みとおしメモ
●みとおしビッグ
●みとおしカード
●みとおし下敷き
●コミュメモボード・みとおしBIG
●心伝紙MITECA
●MITECAチップ
●MITECAバー
(3) 時計
●とけいメモ
●とけいミニ
(4) タイマー
●タイムタイマー 小 中
(5) ワークシステム・手順書
●TODOメモ
●プチTODO
(6) 分量・テレビ(ビデオ)
使う物の分量で時間がわかる。(花火の数・作業する部品)
テレビのいつもの番組の始まりや終わりでだいたいの時刻を掴む
ビデオ1本とか1番組で時間の長さがわかる
kingstoneのつけ足し
この分量は「プリントの枚数」「課題のカゴの数」なども入ってきます。
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ある方からの質問に答えて、実際のメールを少し改変
※次の活動に移りにくい(時間通りに行動できない)
についてです。ここから書くことはかいつまんだ一般論にすぎません。実際に相談にあたる場合は、具体的にご本人のことをうかがいながら、できれば実際にお会いしたり、動画を見ながらお話することが必要になると思います。
まずこの「次の活動に移りにくい」は根本的に
「スケジュール(時間の構造化・時間の流れや段取りがわかる)」
をしていないのではないか、と想像します。
もし、「いや、やっている」という場合、そのスケジュールが「周囲から本人に指示するだけになっていないか(本人がわかって納得しているのか)」「本人が選択したものになっているのか」のあたりが問題になってくるかと思います。
また自閉症の方は「終わりがわかりにくい」という特性もあります。どうしたら「終わり」になるのか、そこのところがわかるように今までしてきているか?という問題もあります。(いくら周囲が「終わり」と考えていても本人が「終わり」と納得できるようになっていなければ、それは本人にとって「終わり」ではありません)
すでに見て頂いたかどうかわかりませんが
「自閉症のお子さんとの自立課題学習と1対1の学習1999年1月長編」
の「自立課題学習」をしている子たちの前にカードの並んだものがあり、それで子どもたちは「次に何をするか」がわかり、どうなったら作業(学習)が終わるのかがわかり、休憩はどうするか、そこで何をするかがわかっています。
この教材の順序、並び方、置いてある場所など、毎回変化しているのですが、誰も混乱することなくできているのがおわかりになると思います。
中に映っているBさんは「わがまま」と言われることの多いお子さんでした。自分がしたい、と思ったことがあればいくら誘っても次の場所に行きません。しかし、私は「わかってない」だけではないかと考えました。ある時レゴで遊んでいて、移動してくれません。そこで私はこの動画に出てくるようなカゴを持ち出し、そこにレゴを入れていきました。するとBさんも一緒に入れだしました。で机の上のレゴが無くなり、次の場所のカードを見せるとBさんはにっこり笑って立ち上がり、移動してくれました。
このように「自立課題学習」はスケジュールというものを身につける上でも、また「物事の終わり」がわかるようになっていく上でも、たいへん役に立つものです。
「場面の切り替え」「次の活動に移る」とかいうのも、これらすべてがかかわってくるわけですね。
レジメ・資料のPDFファイル(ダウンロードできます)
レジメ・資料のJPG画像

