「全米に広がる「成績の悪い公立学校は閉鎖」の波先生も事務員も解雇、生徒はホームスクールへ」
という記事から
う〜〜ん、私自身、あまり「学校」という場にこだわりすぎる必要は無い、と思ってるし「ホームスクール」だっておおいにアリとは思ってるけど、これは困るんじゃないか・・・引用すると
2月初旬、米国ペンシルベニア州フィラデルフィアに住む知人から1通のメールを受け取った。
そこにはフィラデルフィア市内の公立校が続々と閉鎖されている事実が語られていた。日本でも少子化の影響で、公立小中学校の併合や閉鎖はあるが、1校や2校という話ではないという。米国の大手メディアはほとんど報道しないので、日本から発信できないかという内容だった。
ニューヨークでは100校以上が閉鎖された
同市内だけで、今後数カ月に40校以上が閉鎖される予定だという。そうなると、知人の一人息子は慣れ親しんだ近所の小学校から、遠く離れた公立の小学校に通うか、ホームスクール(後述)を選ばざるを得ないらしい。
(中略)
例えばニューヨーク市では近年だけで100校以上が閉鎖されていた。閉鎖を決めるのは市の教育政策パネル(PEP)で、マイケル・ブルームバーグ市長が圧倒的な権限を行使している。13人からなる理事会のうち過半数の8人を自ら任命し、市内の教育関連の施政を事実上牛耳っていた。
同市長の教育方針は、全米中で見られる教育へのスタンスに共通するものがある。それは日本のゆとり教育からの反動と同じで、生徒の統一テスト結果を重視する方向に舵が切られていた。さらにビジネス型の学校経営が導入されたことにも原因がある。
端的に述べると、教育レベルの低い学校を閉鎖するという悪しき慣行がまかり通り始めるのだ。同時に、予算不足による経営学的な観点から学校を閉めざるを得ないという。
これ「ニューヨークの高校生、マンガを描く マイケル・ビッツ著」の中でも、予算が削られ、高校がどんどんつぶされ、生徒も教師も混乱していく様子が描かれていた。
あるいは「どこから始めればいいのか」で「落ちこぼれゼロ法」により、学力テストの成績の悪い学校が閉鎖さされるという形で無くなっていく様子が報告されている。しかし、それ、逆に言うと「成績の悪い生徒の行く学校が無くなる。居場所が無くなる」という話なんだよね。
で「どこから始めればいいのか」でビル・ゲイツのTEDでのプレゼンテーションについて触れてるけど、その中でゲイツは「高校中退者は30%以上。非白人に限れば50%以上」ということを言っている。つまりそういう生徒が最初入った高校を最初からつぶしてしまえ、ってことになってるんだと思う。
う〜〜ん・・・それは話のもっていきようが違う、という気がするなあ。
しかし、その学校を中退してしまった15歳から18歳(あるいはそれ以上)の青年男女はどこに行くのだろう・・・ってか今どこでどうしているんだろう??
ラベル:学校 財政