※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2013年01月24日

SOWER での2回目のスタッフ研修「コミュニケーション」終了

 SOWERでの第2回スタッフさん向け研修終了。

 今日は「コミュニケーション」について。

 主としては、こちらに置いてあるレジメとほぼ同じ内容。

保育・教育セミナー「自閉症の特性とコミュニケーション指導」

 で、基本はTEACCHのコミュニケーションの考え方が中心だから、TEACCHについても説明しました。なんせみなさんたぶん「『てぃーち』って何ですか?教えるってことですか?」という状態だと思いますから。

 で、保育・教育セミナーの時から、私自身の実践はかなり削りました。しかしTEACCHの説明を入れた分と、やはりSOWERのみなさんへの話だから、目の前のSOWERのお子さんの例もかなり入れました。そしたら、1時間45分かかってしまった・・・(^_^;)

 話し終わって、理事長さんが開口一番に言ったこと。

「20年分の話やから一気にわかろうとするのは無理です。だんだんわかっていけばいいですからね。専門用語もいろいろ出てきたし」

 (^_^;)(^_^;)

 まあそやろなあ。今日出て来た言葉としては「かうんせりんぐ」「はこにわ」「どうさほう」「えーえーしー」「てぃーち」「べってるはいむ」「しょぷらー」「じゃっく・うぉーる」「ぺくす」「あんでぃ・ぼんでぃ」「ごがくしゅう」

 SOWERに密に通うようになって3か月ほどになりますけど、たぶんみなさん(理事長さん以外)の人にこんな言葉を使ったことは一切ありません。やっぱりびっくりするかな?

 で、実際、質疑応答しようったて「寂として声無し」という状態でしたから。

 まあでも「じゃあ感想を」とお伺いしたら、いろんなことが出て来ました。

 で、2時間5分で終了。

 今日は外部の方がお二人参加して下さってましたが、(前回はお一人)終了後、私の話に関連して理事長さんが紹介して下さった本の書名を一生懸命メモしてから帰ってはりました。

 でね、私が会場の後片付けをして、デイルームに降りて行くと、若いスタッフさんが話の中でも紹介した

「自閉症のひとたちへの援助システム TEACCHを日本でいかすには」

スクリーンショット(2013-01-24 20.47.28).png

を読んでて、付箋まで貼ってます。で、私の顔を見るとそこのところについて質問して下さいました。

「自立課題学習のところでジグソーパズルは完成したらこわさないほうがいいって書いてるんですが、そうなんですか?今、片付けるために完成したら褒めたあと壊してるんですが」
「そりゃあ、場所や道具が許すなら、壊さないほうがいいよ。折角つくったもの無くなるのはやだよね。まあ、別にかまわないよ、ってお子さんもいるし、ケースがなかったり、かたづけの都合上しかたない場合もあるけどね」

 なんかね、めっちゃ嬉しいです。

 でも今はいいですよねえ。昔は書店で手に入れることができず、朝日新聞厚生文化事業団に直接申し込まないといけなかったのが、今は「スペース96さん」のネット書店で手に入るもんな。

「自閉症のひとたちへの援助システム TEACCHを日本でいかすには」は理事長さんに会った最初の頃に紹介したらすぐに購入して下さったのだけど、理事長さんの感想は「自立課題学習のところがわかりやすい」だそうです。そうやと思うわ。

SOWERでのスタッフ研修の流れ
ラベル:自閉症 研修
posted by kingstone at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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