見て来ました。
おおお、いきなり歌から始まった。で、ほぼずっと歌いっぱなし。
そっかあ、ミュージカルなんだ。
で、3時間弱なんだけど、まあ映画館ということもあるけど(他に意識を飛ばす対象が見えない)、話もどんどん進んでいくしね、私も落ち着いて見続けることができるくらい面白い映画でした。
1815年から1832年にかけてが描かれている。ちなみに
1815年(文化12年)井伊直弼生まれる
1821年(文政4年)伊能忠敬による「大日本沿海輿地全図」が完成。
1823年(文政6年)シーボルトが鳴滝塾を開く。 勝海舟が生まれる。
1825年(文政8年)幕府が外国船打払い令を出す。
1828年(文政11年)シーボルト事件。西郷隆盛が生まれる。
1830年(天保1年)吉田松陰が生まれる。
1832年(天保3年)葛飾北斎の「富嶽三十六景」ができる。
1833年(天保4年)天保の大飢饉
という頃なわけね。
しかしやねえ・・・ジャン・バルジャンとジャベール刑事の対立・格闘がひとつのテーマやろけど、最後のほうでジャベール刑事、自殺しちゃうのね・・・いやあそりゃないやろうと思った・・・ジャベール刑事は自分は正義を体現していると思ってきていたし、バルジャンとのあれこれ(殺されそうになったところを助けられたり)があったけど、でも自分の「正義」を追求すりゃいいじゃん、今までとも変わらなくてもいいし、少しはものわかりがいいように変わってもいいけど・・・自殺しちゃあいかんやろ、と思った。私は「正義」なんてどうでもいいと思ってるけど、世の中それが大事と思ってる人もいないといけないと思うし・・・
あと、1832年6月5日の暴動とその鎮圧の様子が描かれているけど、正規軍というかあれは警察か・・・あまり防御なしで数で圧倒する戦術で整列一斉射撃もするんだけど、当然暴動派に狙い撃たれてたくさんの死者が出るわけで・・・当時の正規軍(警察?)もたいへんやなあ、と思った。ほんまにあんな感じやったんやろな。
で、どっかで聞いた歌だなあ、と思ったらスーザン・ボイルさんがデビューした時の歌「I Dreamed a Dream(夢破れて)」でした。これファンテーヌが離れて暮らす娘のために身を売るようになって歌う歌やってんね。
歌は心【完全版】/スーザン・ボイル (日本語字幕つき)