薄曇りかな。
ー秋月龍a著 一日一禅より kingstoneちょい変えー
昨日の「堪対暮雲帰未合 遠山無限碧層層」に並べて
保福と長慶とが雪峰山の裏山に登って交わした問答。
保福「只這裏便是妙峰頂(ただこここそが妙峰頂だ)」
長慶「(しぶい顔をしてたしなめるように)素晴らしいには違いないが、惜しいことだ」
これ、秋月さんによると、その眺めに画竜点睛を欠くとかいうような話ではなくて、「もう日暮れも近いし、やらねばならぬことも多いから、いつまでも見ほれていないで、もう山をおりようよ」ということであるらしい。
それならめちゃ納得する。
しかしもとの「只這裏便是妙峰頂」の解説では、ちゃう方向からの説明になってるよな・・・
今回の説明の方が好きだな。
典座教訓みたいに、それぞれの人がそれぞれの役割をして働くこと、いかに素晴らしい風景でも、さてやんなきゃなんないことがあるからやろうか、みたいなそんなのがいい。
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