曇りです。
ー秋月龍a著 一日一禅より kingstoneちょい変えー
朗州東邑の懐政(えせい)和尚(馬祖三世)は仰山(きょうざん)が来た時に尋ねた。
懐政「お前はどこの者か」
仰山「広南の人間です」
懐政「私は聞いたことがある。広南には鎮海の明珠(すきとおった珠)があると。本当か」
仰山「本当です」
懐政「その珠はどんな形をしているのか」
仰山「月が輝くとすぐに現れます」
懐政「持って来たか」
仰山「持って来ました」
懐政「そんなら、どうしてわしに呈しないのだ」
仰山「以前に潙山(いさん)に参りましたときも、同じようにわたくし慧寂(えじゃく)にその珠を求められましたが、お答えすべき言葉もなく申しあぐべき法理もありませんでした」
懐政「本当の獅子児だ、みごとな獅子吼だ」
で、秋月さんは碧厳録第九十一則 塩官犀牛の扇子も参考に、と書かれているわけだが・・・
昔の子どもが「うちにはテレビが10台ある」とか友達に自慢して、「なら見せてよ」と言われてあせりまくる、みたいなのと同じ話じゃないのか?(今だと、そういう家もあるかも、だけど。昔は1家に1台しか無かったよね)
ラベル:挨拶 天気 禅語