2012年9月5日出版。
うわーーっ、ちゃんとした議論のためにはこういう本を読まないといけないんだろうけど、文章が頭に入って来ない・・・法律関係の文、苦手やあ・・・(法学部法律学科出身なんだけど・・・)
資料的に面白いところだけ。
「現代の図書館」2009年3月号掲載の「『図書館』で働く人たちの非正規化の実態と問題点」から
低い賃金水準
残念ながら、図書館に勤務する非正規職員の賃金・労働条件を示した統計は存在しない。総務省報告書や図書館就職支援サイト「われわれの館」の求人情報から、時給は800〜950円程度、月収は18〜20万円、したがって、年収ペースで150万円〜240万円の範囲ではないかと考えられる。
また、脇谷邦子氏は大阪府内の図書館司書非正規雇用職員実態調査アンケートの集計から、「週5日・30時間以上勤務者が大半(66%)」で、賃金は「時給(50%)が800〜1340円、日給(29%)が6240〜9600円、月給(21%)で13〜25万円で、該当者は契約社員、任期付公務員、自治体嘱託員」という数字を明らかにしている。
ほぼフルタイムで働いているのに、生活するに十分な賃金が得られない状態を指して「ワーキングプア」という用語が使われている。公式の定義はないが、この「簡易指標」として使われてきたのが「年収200万円以下」という数字である。200万円とは、勤労者の平均年間給与の約半分を意味しているようだ。最新の国税庁「民間給与実態調査」でも、2010年の平均給与は412万円で、たしかに200万円は平均年収の約半分になっている。
さて、図書館に勤務する非正規職員がワーキングプア・ラインの年収200万円を得ようとするならば、フルタイム(一日8時間、週5日、年間52週)で働いて、最低でも時給962円、日給7693円、月給166667円を要する。
図書館で働いている非正規職員の収入は、この金額に届いているだろうか。
図書館の経営は、ワーキングプアをつくり出していないだろうか。
図書館員の大半以上が非正規職員で、もし彼女・彼らがワーキングプア層だったなら、図書館は、ワーキングプアを構造化した「格差産業」なのである。
私が退職後、仕事を探した時、まあ時給800円の交通費無し。一番良かったのが工場で時給950円交通費無し。
「月刊自治総研」2010年6月号掲載の「非正規公務員に手当を支給する条例の定め」より
表12-2 東村山市の条例と規則
昭和31年10月1日 条例第12号(しかし中の数字は年々改定されてるのかな?)によると
事務員 週4日 am8:30〜pm5:00 週勤務時間30時間 報酬 186100円 年休14日 更年期障害休2日 子の看護休暇5日 出産補助休暇4日 結婚休暇5日 夏期休暇4日
「月刊自治総研」2010年6月号掲載の「非正規公務員への実質的な『昇給』制度の導入」より

うおっ、経験年数が13年以上だと時給2880円ももらえるんや・・・
私、今、いろんなところに時給1000円で働きに行ってるけど、3000円はもらっていいのかな???
つけたし。
退職後、仕事を探していて警備員(自宅警備員じゃなく道路の)をした時・・・日給6000円で拘束時間11時間・・・時間給550円。これはつらかった・・・
しかし・・・今の私のやってるおめめどうの仕事(ホームページ・広報)、時間給で考えるとたぶんもっとものすごく安いと思うな・・・(^_^;)
でもつらくはない。
ラベル:時給 労働
ただ,時給800円というのは事実上最低賃金に等しく,いわゆる学生バイトではない専門職なのにそれで応募する人がいるという方が問題かと思います。
|それで応募する人がいるという方が問題
いやあ、仕事がなくて、で「本が好きだ」とかいうことになったら応募しちゃうんじゃないかなあ・・・