いい天気です。
もう朝方は長袖が確実に必要ですね。
ー秋月龍a著 一日一禅より kingstoneちょい変えー
南泉和尚が猫を斬った話(「道得即救 道不得即斬却也」)に雪竇和尚は頌(じゅ。ほめたたえる)して歌う。
「両堂倶に是れ杜禅和、煙塵を発動していかんともせず。さいわいに南泉のよく令を挙するを得たり、一刀両断偏頗に任す」
東西の両堂の僧たちが猫のことで争ったというが、いずれもいいかげんな禅坊主ばかりだ。ああだこうだと狼煙馬塵をあげて論戦しておさまりはつかぬ。しかし、幸いに南泉が真正の法令(仏法の命令)を行じて争いのもとを両断した。殺生戒を犯したのなんのと偏った妄評など勝手にいうがよい。「狂と呼び暴と呼ぶは他の評するに任す。桃紅李白自然の色」である。
まあ猫を斬るのはちょっとと思うけど、(しかし両堂のお坊さんが猫について争っていたというの、猫の何について争っていたんだろう・・・)、スパンと「元を絶つ」をやっちゃったらどうでもよくなることは多いよな。
で、それと元のエピソードでも南泉和尚は斬りたくはなかったみたいだし、そこは趙州和尚の藁靴を頭にのせて出て行ったのを見た時の感想で知れるわけだけど。
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