※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年09月02日

9月2日(日曜日)  只這裏便是妙峰頂

 おはようございます。

 いい天気です。
 扇風機はつけているけど涼しいです。


ー秋月龍a著  一日一禅より  kingstoneちょい変えー

 雪峰下の同参の保福和尚(876-928)と長慶和尚とが裏山を散歩している時
保福「只這裏便是妙峰頂(只だしゃりすなわち是れ妙峰頂。ここそが妙峰頂だ)」
長慶「よいにはよいが、惜しいことだ」

 妙峰頂は善財童子が最初に訪ねた徳雲比丘の住んだ山で、平等一如、真空無相の悟りの真只中の意。よいことはよいが、そんな所に腰をすいていては死人禅で、「髑髏、野に遍し」である。真空無相は即真空妙用と、衆生済度に働き出るのでなければならない。長慶はそこを「可惜許(かしゃくこ・せっかくのお悟りを惜しいことだ)といったのである。

 人のいない広大な美しい景色もいいけど、本当にいいものは雑踏の中にある、みたいな感じかな。

posted by kingstone at 07:20| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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