めちゃ面白い。
しかし、こういうの、後半はあまりおもしろくなくなるのは何故なんだろう・・・
こちらの読むパワーが切れるのかな??
取り上げられている自己啓発セミナーや宗教のうち、私が知らないのもいくつかありました。結構興味を持っていろいろ調べてたつもりですが、この道も深く広い・・・
「カルトは面白い」しかし「面白さは危険の裏返し」ってまったくそうだよなあ。
オウム真理教にしても選挙に出た時など、めちゃ面白かったけれど、それは実は殺人事件を起こした後だったんだもんな。またライフスペースが一気に面白くて有名になったのはミイラ事件の後だし。
自己啓発セミナーについて。
藤崎さんはこう書かれています。
大学時代から取材していた自己啓発セミナーについても、私は取材を続けていた。
自己啓発セミナーの起源は、1960年代のアメリカだ。当時、エンカウンター・グループだの交流分析だのといった、”ほんとうの自分”を見つめなおして人間関係を向上させたり自己実現を目指したりするという心理学プログラムが、研究者やスピリチュアル愛好家たちの間でもてはやされていた。
これらの心理学テクニックをミックスして、化粧品のマルチ商法企業「ホリディ・マジック」がセールスマン研修のプログラムを開発。やがてこれを、マルチ商法のセールスマンだけではなく一般の人々も対象として、人生や人間関係を向上させると称するセミナーを、有料で提供する会社が現れた。これが自己啓発セミナー会社である。
まあ流れとしてこうやろなあ。もちろんエンカウンターグループや交流分析がどういう意図で作られてきたか、とかは別として、確かに流れはこうだと思います。
私自身は1980年頃からカウンセリングの体験と学習を続けていて、そのきっかはカウンセリング研究会でのワークショップで行ったエンカウンターグループです。ですから自己啓発セミナーが流行った時も、自分たちのやってることからの類推で「だいたいこんなこっちゃろなあ」と考えていました。強烈なエンロール(勧誘)があるのは知らなかったです。だから「あそこ行くより、うちのワークショップ来た方が安いで」なんて宣伝してたこともありました。しかしまあ自己啓発セミナーって、だいたいがエンロール以外の内容も、めちゃ荒っぽいことをやってますが。
で、こんなこともありました。
「私は私が好きです」 自己啓発セミナーに参加していた友人からの誘いのこと
まあ、オウム事件が起こった頃から私にとっては私が学んで来たカウンセリングと、オウムはどこが同じなのか、どこが違うのか、というのが大きなテーマになりました。結局、おんなじようなもんやなあ、とは思ってます。でも「他からの情報を遮断しない」「地獄に落ちるとか脅さない」とかいうのが、小さな、そしてものすごく大きい違いかな。
藤倉さんのラエリアンの合宿への参加レポートも面白いなあ。「モテない男は宗教でもモテない」ってのは真実やろな、と思います。(で、モテる男はどこでもモテる)
でもほんま「ひとり」でええねんけどね。
「プロバイダ制限責任法」ってのは、なんかめんどくさそうだなあ。自分で責任を持って書いてる人の情報を、その人に知らせることなく、プロバイダの判断で文句を言って来た人に教えることができる、って。いやはや。
ラベル:宗教 自己啓発セミナー