※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年06月29日

6月29日(金曜日)  陳操只具一隻眼

 おはようございます。

 めっちゃいい天気。
 昨日、朝は曇だったけど、昼からすごくいい天気になり、それが続いてますね。


ー秋月龍a著  一日一禅より  kingstoneちょい変えー

 陳操居士(生没年不詳)が資福和尚(生没年不詳)を訪問した。資福は居士が来るのを見て、いきなり空中にくるりと一円相を描いた。

陳操「私がこうしてやって来るのさえ、真空無相の法門からいえば、もうよけいなことなのに、そのうえご丁寧に一円相まで持ちだされますとは」

 資福はこれでは話にならぬと、ぴしゃりと今の戸を閉めた。

 このエピソードを公案として取り上げた雪ちょう和尚の言葉。

「陳操只具一隻眼」(陳操さん、あんたそれでは片目だ)
                         ー碧厳録ー

 自覚の片目だけは持っているが、それでは覚他のほうはどうなるのだ、というわけ。


 自覚と覚他ってのはようわからん。まあ、ここでいらんことを言わないほうが良かったのは確かだろうけど。資福和尚が一円相を描いた時(ってことは空中でぐるりと腕を回した)、何も言わずにそのまま部屋に入れば良かっただけのような気がする。

posted by kingstone at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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