私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年06月04日

私に「3千円下さい」と言った青年

 ブログのカテゴリを何にしようかと迷いましたが・・・「お金・暮らし」にします。
 本当は「特別支援教育・障害児教育・大人への支援」もだし、何か他にもかかわってくるような気はするのですが。

 2011年8月25日にこんなエントリを書いています。

どっちの破綻が早い? 生活保護と年金

 その中の私に関わるできごとの部分だけ再掲
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 こないだ、こんな事件が私の身にふりかかって来ました。

 コンビニに荷物を出しに行った時、出てきたら青年に声をかけられました。

「3日前から何も食べてないんです。2千円でも3千円でもいいから下さい」

 ほへっ??私はかなり長い間黙ってじぃーっと立ってました。

「名前も電話番号も言います。必ず返します」

 私は??と思いながらも、

「おっちゃんちょっと前まで無職やったんや。お金はあげられへんけど、ちょっと話聞かせてくれるか」

と手帳を取り出し、彼の言うことをメモ。名前・住所・電話番号・生活保護を受けていること・借金(?)を急に返せと言われたこと・・・住所は近所やし、ほんまやったらこら「継続的な支援」が必要なはず。9月2日までもたさなあかん、って言ってたけど、なら2〜3千円ですむ話やない。あっ、年齢は31歳で健康そうには見える。今までバイトはして来た、と言うから「高校卒業してから?」と聞くと「中卒です」と言ってた。

「仕事、何ができる」と尋ねると「工場で1人でコツコツやる仕事なら」と言うので「おっちゃんも工場で働いてたけど、今、一人でコツコツやる仕事ってないもんなあ。人とコミュニケーションいるもんなあ」と言うと「そうですね」と言ってた。

で、結構長い時間聞いてたんだけど、彼はらちがあかんと思ったのか「ありがとうございました」(極めて礼儀正しい)と言ってまた別のコンビニから出てきた人のところに行った。まあそれ以上はこちらも追いかけなかったが。

 もちろん全部本当かどうかはわからないけど、本当だとしたらかなりいろいろ考えて、それこそコミュニティ作りのところからやんないといけないことだしねえ。しかし(ほんまかはわからないが)住所・氏名・電話とかすらすら言うところとか、礼儀正しいところとか、いろいろ気になったけどね。
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 私も、ほんと2011年の春からやっと動き出したところで・・・何をどうやったらいいかも全然わからなくて・・・

 すぐにも電話してみようかと思ったけれど正直言って怖かったです。相手にこちらの電話番号を教えることになりますし。(でも、よく考えたら、ってこないだ2012年6月に思いついたのだけど、公衆電話からしてみりゃ良かったんだ)

 で、私自身、ひきこもりだったし、生活保護を受けたいと思っていたこともあるし、でひょっとしてアスペルガー症候群の人たちで引きこもりっぽくなってる人たちが出てくる場みたいなものができたらなあ、とかぼんやり考えていたけれど、まだ何も形になってなかったしね。

 2012年2月にこんな研修会に行きました。 

出所後に自立困難な高齢、知的障害者支援へ研修会

 この時、このエントリからのリンクで丁度しゃべってはる女性講師さん、すごい方でした。どういうお立場でかは知りませんが、もともとホームレス支援をやってはったかた。で、パワーポイントでプレゼンをして下さったのですが、ご自分ではよう作らず、他の方に以前作って頂いたファイルをそのまま使ってはりました。だもんだから、その会の講義内容とはあまり関係ない、ホームレス支援とかの時にやって来られたことの項目だけが書かれたスライドがチラッと写りました。で「これは今日はあまり関係ないので」とほぼ飛ばした状態だったのですが、それを見ればもうどれだけすごいことをやって来られたかがわかってしまうと言う・・・

 で、休憩時刻に講師さんのところまで行き、上で書いたようなことが起こった時、どこへどうつなげていけばいいのだろうか、と質問しに行きました。で

私「おっちゃんお金はないけど」と言った下りに来た時
講師「うんうん。お金は無いけど愛はある?」

 この返し、めちゃめちゃ私はウケてしまいました。

 まあ、その後もメールでやりとりさせて頂いたりしました。


 で、今やっと私はこんなことを始めたりしています。

大学に行って来た(ゆるいつながりを作りたくて)

 で、何か私を守ってくれるものができたわけではないのだけど、少し動いてもいいかな、という気にやっとなってきました。

 そこへ、先日からの「生活保護費」騒動です。いやでも彼のことを思い出します。で、Twitterでちらっと彼のことに触れたらリプライ(返信)を飛ばして下さった方がおられました。

 なんかね、ますます一度動いてみよう、という気になりました。別に何ができるわけでないこともよくわかっていますが。

 で、やっと今日、彼が教えてくれた住所に行ってみました。
 外見は立派なマンションです。中の部屋は小さいのかな。しかしポストのところまでは入れ、それ以上中には入れない構造になっています。
 ポストを見るとちゃんと彼の名前の漢字らしきものが書いてありました。しかしそのうち一字には郵便局マークのシールが貼られていました。転居した様子です。
 試しにインターホンで「当該の部屋呼び出し」をしてみましたが、ボタンを押した瞬間に最初の待機状態に戻りますから「入居者がいない」状態なのだと思われます。

 でも電話番号も教えてもらっているので、まずはどこか公衆電話からかけてみようと思います。もちろん携帯電話も切られてしまっているかもしれませんが。


posted by kingstone at 15:15| Comment(2) | TrackBack(0) | お金・暮らし | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
従来からある有線電話なら電話番号の前に「184」を付けてダイヤルすることで非通知になります。
ケータイの場合、設定で通知と非通知を切り替えられます。番号を入力してからの発信直前の選択で可能な場合もあります。

相手の電話が通知の有無を表示するか、通知によって着信制御を行っている場合、公衆と非通知で違う結果になる場合もありますが、公衆電話からでなくても通知しないことは可能であるってことで…。
Posted by BUNTEN at 2012年06月04日 20:25
BUNTENさん、ありがとうございますm(_ _)m

公衆電話、今どきどこにあったっけ?
と悩んでいたところです。(私は超びびりなので・・・)
Posted by kingstone at 2012年06月04日 20:37
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