私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年03月14日

10.自閉症や発達障害と虐待の関係

※わかりやすくするために、言い過ぎ、や科学的でないこと、また一般論を言いますので、個別には私の話に合わない例もあるかもしれません。その点ご容赦下さい。


 自閉症や発達障害と虐待の関係

 2003年に虐待に関するシンポジウムがありました。その時、あまりに発表者全員が「子どもは悪くないのに虐待される」というのに違和感があって質問しました。おおむね2点。

1.別に子どもが悪くったっていいじゃないか。というか悪くたって虐待されないというのが大事だろう。

2.それから虐待でADHDみたいな行動になるというが逆ではないか。ADHDであり、親も子も同じ障害だから虐待と見えるような行動になってしまうのではないか。

 そしたらもう一斉攻撃という感じでした。「子どもが悪いって何を言うんだ!!」これは複数のシンポジストから。

 私は「子どもが悪いから虐待されるのだ」とはひとことも言ってませんが。また「障害が悪いもの」ともひとことも言っていません。私にはそういう価値観は無いし。

 また虐待と障害に関する私の見解に対してはこれはお医者様が、まだこれからの研究に待たないといけない、ということでした。

 で、現在2012年段階では虐待、そしていじめ、不登校、引きこもり、ニート等の背景にかなりの割合で自閉症や発達障害があることは、現場の者にとってはもう常識になっています。全部とは言いませんがかなりの割合です。(論文として出ているかどうかは知りません)

 で、ここで大事な話をしておかなければなりません。さきほどADHDが家族代々あって虐待と見える行為をしてしまう、という場合もあることを言いましたが、自閉症スペクトラムも「何でなるのか」という原因は特定されてはいませんが遺伝が大きく関係していることは確かです。ですから、やはりアスペルガー症候群の人のお子さんにカナータイプの自閉症のお子さんができることも多いのです。

 1943年にカナーが自閉症について発表したわけですが、1949年に愛情薄い親のせいではないか、というような論文を発表しています。これは育て方によって自閉症になったのではないか、と匂わせるような論文でした。そして一般的理解もベッテルハイムも育て方のせいにしました。実はこれは因果関係、原因と結果が逆なのです。愛情薄いという言い方がもともと変なんですが、論理的な部分で優れていて、人の表情を読んだりするのが苦手だったり、「なになにちゃ〜〜ん」みたいな関わりの苦手な親御さんから、その遺伝的な何かを引き継いで自閉症のお子さんが産まれる場合が多い、ということなわけです。

 で、今でも専門家の中に「ちゃんとしたことを伝えているのに、親がしよらん」といって親のせいにする人がいます。ちょっと待って下さい。親御さんも何らかの支援が必要な人だってだけなんです。で、専門家であるならば、それもこみでサポートしていく、自分一人でできなければ他の機関・制度も使ってしていくようにし、うまくまわるようにして初めてお子さんのサポートもできるわけです。

 それからよく「障害名で人を見るな。みんな人間なんだから」ということを言われる方がおられます。一般人で障害ある人に関わっていない人にとってはたいへん美しい言葉です。しかし特別支援教育に携わる者がこれを言う時、たいてい自分の不勉強の言い訳にすぎないことが多いです。また、なんかカッコよく聞こえて、「おれはこんなにすてきな人間やあ」と言いたいのかもしれませんが、例えばえらい人がこんなことを言えば勉強を始めたばかりの者は勉強しなくなります。

 でね、その対応がね・・・例えば脳性マヒで電動車イスに乗って移動している人に「お前も同じ人間やあ。だからその車椅子から降りて俺と一緒に歩け」と誰も言わないでしょう?あるいは視覚障害で全盲の方に紙に印刷したプリントを見せて「お前も同じ人間やあ。だからこの字読んでちゃんとせなあかんぞ」とは言わないでしょ?

 ところが自閉症や発達障害の人にはそれと同じようなことを平気で言う人が多いです。「言葉、音声言語がわかるようにしなさい」

 でね、やっぱりさぼりやなまけや反抗していると誤解して、叱りつけちゃったり、ひどいのになると暴力を振るったりしてしまうのね。しかし、そうしてしまう人でも「熱心」であったり「愛情豊か」な人である場合が多いことに気をつけて下さい。これまでの「精神科医」や「教師を育てる立場の大学教授」などがちゃんとしたことを伝えてこなかったことに起因する場合が多いので、現場の人、親御さんなどを責めることはできない場合が多いような気がします。

 あと大事なことですが、そうやって叱られることが多いし、自己肯定感が育たなくて、「俺はだめなんだ」と思ったり、二次障害としてうつなどの精神障害になる方も多いです。いじめにも合いやすいし。で、そんな二次障害を起こしてから、結局療育手帳では支援を受けられなくて精神障害者保健福祉手帳で、精神障害者としての支援を受ける、という形になる方は多いです。

 で、私は2003年頃からうつがひどくなってネタキリになっていきます。で休職し退職することになりました。で最近起きだしたので、その間に世の中変わったやろうと思っていたのですが、そうでもなかったようです。

 最近の虐待報道としては

大阪の知的障害児施設虐待事件続報(2010年4月8日)

知的障害児施設で虐待など441件 大阪市が改善指導(2010年4月14日)

11.おめめどうが大事にしていること


この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック