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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年03月14日

8.いろいろな人がいるのだという話

※わかりやすくするために、言い過ぎ、や科学的でないこと、また一般論を言いますので、個別には私の話に合わない例もあるかもしれません。その点ご容赦下さい。

 いろいろな人がいるのだという話

 またええ加減なチャート図です。

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 養護学校に来ている自閉症の人はかつてはだいたい赤線あたりなのでした。(最近はカナータイプばかりではなく過去なら通常校にいたアスペルガータイプのお子さんも増えて来ていますが)

 自閉症がたいへん有名になったのはダスティン・ホフマンの映画「レインマン」からです。



 左側がダスティン・ホフマンです。

 これでアメリカやオーストラリアなど英語圏の人は自閉症がどんなものか知ることができました。レインマンの主人公もそのモデルになった人もこのチャートで書けば青線(もうちょっと黄色線よりかな?)あたりなんですね。

 で「自閉症の人は得意なことと不得意なことが極端に別れている」という理解にとどまればよかったのですね。ところが「自閉症の人には不思議な能力がある」に焦点があてられちゃった。例えばレインマンでは落ちたマッチ棒の数を一瞬で読み取ったり、カジノでトランプのバクチをする時に、どうしたら勝てるかを読み取ったりとかの才能が描かれています。

 また、チャートで言えば黄色線のような人もいるわけです。

 自閉症の概念がはっきりしてきて、昔の偉人のエピソードを調べてみると、あれれ、あの人も自閉症じゃん。あるいは自閉症スペクトラムのひとつであるアスペルガー症候群じゃん、ということがわかってきます。

 この絵本「みんなとちがったひとたち」は自閉症あるいはアスペルガー症候群の偉人がたくさん出てきます。



 みなさんのよく知っているところでは、ニュートンやアインシュタイン。

 で、いろいろ調べてみると、「世の中を変えた」と言われるような発明発見は自閉症やアスペルガー症候群の人がやっていることは多いのですね。

 これは、他の人が「これが常識」と思ったり「こんな意見言うたらあの人やこの人の顔潰すから言うたらあかんやろ」とか思って新しい考え方を出さない時に、「いや、こんなふうに考えたらできるやん」と人のことなんか考えずに自分の頭の論理だけで考える傾向がある、ということに由来していると思います。

 で困るのは、自閉症やアスペルガー症候群の人には「見えてないけど何か天才的なものがあるに違いない」というような誤解をする人がいる。

 いや、そりゃ天才的なものをお持ちの方もいらっしゃいます。しかし、そうでない人だっている。その程度はその人、その人、それぞれなんです。

 で、本来それは逆でその偉人たちのエピソードをよく調べてもらったらわかることですが、「成功」した人でもいろいろと人間関係とかで「ごっつい苦労」してはるんです。そこに焦点をあてないと本人の困り感がわかりません。また問題行動も出してはります。

 例えば、アインシュタインは子ども時代、言葉も遅かったし、妹をボコボコに殴る蹴るなどの暴力もしていました。

 やっぱりへっこんだところもありますから。で、一部の成功例の影に、もう苦労しかしなかった膨大な人、またそれほど才能はない人がいたことを忘れてはいけないと思います。

 さてチャートを見て下さい。
 赤線のお子さんだったら「誰が見てもすぐに自閉症とわかる」というやつですが、青線のあたりになってくるともうわからないことも多いレベルなんですね。でも、変人とか言われて、いろいろと生活の中で苦労していることも多い。

 私が知った不登校のお子さん、たまたまかもしれませんが「みんな」この例でした。

 で、実際、今でも私はアスペルガー症候群の方だったらお会いしてすぐ判断できる、ってことはまずありません。だいぶ長い間おつきあいしてようやくわかるぐらい。でも私個人に関して言えば、別にそれがわからなくても相手とそれなりにいい関係を作って来たと思います。だから余計問題にならない。これがたいていの方は「あいつ、さぼりや、怠けや、わがままや」となりがちです。

 自閉症やアスペルガー症候群そのものはこのような脳の情報処理の偏りで言います。

 で、ここで「知的障害者、アスペルガー症候群、広汎性発達障害との違い(と言うか・・・違わない部分が多いのですが)」について説明します。

9.自閉症スペクトラムの話(発達障害について)

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