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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2012年03月14日

4.自閉症の3つ組

※わかりやすくするために、言い過ぎ、や科学的でないこと、また一般論を言いますので、個別には私の話に合わない例もあるかもしれません。その点ご容赦下さい。

 自閉症の3つ組

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1.社会性ですが、これはその場の意味がわかりにくい、とか暗黙の了解がわかりにくい、人と協力するのがわかりにくい、とかになります。

 例えば、学校の朝礼でみんなが並ぶとする。自閉症でない人は、この時間はこう並べばいいんだ、と教えられ、また並べたことを誉められ、また並べなかったことを叱られとかしている。また直接自分に対してではなくても周囲の子が誉められたり叱られたりとか、そんなあれこれを感じ取ってできるようになっていきます。

 ところがこういうのが自閉症の人にはわかりにくい。

2.コミュニケーションですが、これはコミュニケーションってやりとりですわね。自閉症でない人は、他人からの音声言語の意味にしても、それから語調にしても、動作にしても、表情にしても、そういう情報からたくさんのことを汲み取って、また表現して、コミュニケーションしていくわけです。

 自閉症の人は音は届いている、視覚情報は入っている。でも原因はわからないけど脳の情報処理が不調なわけです。また大事なことですが、「周囲からの情報を受取る(受容性のコミュニケーションと言います)」と「周囲に情報を発信する(表現性のコミュニケーション)」というものは全然違うものですし、自閉症の人は口でしゃべっているように見えて、本来の意味は全然わかってない、というようなこともよくあります。

 また自閉症でない人であればわかりやすい「自分」と「他人」の言葉づかいや立場の違いもすごくわかりにくい。また自閉症の人は「誰かと誰かのコミュニケーションというものの存在」自身にも気づきにくいです。だから変な言葉づかいになることもよくあります。

3.想像力(こだわり)
 ここは、「相手が頭の中で何を考えているか想像しにくい」ということです。あるいはここに「こだわり」を入れる場合があります。とにかく同じことを繰り返す。ずーっと、小石を並べてみたりとか。

 あと、大事なのは感覚の違いです。(暑い・寒い・熱い・冷たい・うるさい・静か・(触れるものが) 痛い・(触れるものが)不快など。またこの「違う」は過敏な方向に行くこともあれば感じにくい方向に行くこともあります)」

 で、実はこれらは独立したものではありません。「相手が頭の中で考えていることが想像しにくい」から「コミュニケーションが苦手」ともなります。自閉症でない人は、この言葉を出せば、相手が頭の中でこんなことを考えるだろう、と予測しながらしゃべります。でもそれができにくい。

 例えば、これはアスペルガータイプの人になりますが、男の子が「この女の子すてきやなあ。友だちになりたいなあ」とよっていく。で、何か話しかけないといけないと思う。で「あなたの耳の穴、耳糞だらけやねえ」と言っちゃうとか。相手の頭の中でどんな思いをするか、が想像しにくいわけですね。

 また、何か周囲に困った行動をとった時、相手が「怖い顔」で「気合を込めた声」で叱って何かをやめさせようと思う。しかし、あるお子さんにはそれは相手が反応してくれた、ということしかわからず大喜びでその行動を繰り返しちゃう。これは「想像力のむつかしさ」ともなるし「社会性のわかりにくさ」ともなります。「コミュニケーションのとりにくさ」ともなります。

 そして感覚の違いですが、例えば音に過敏な人は多いです。自閉症でない人が気にならない体育館の反響音がものすごく怖くて入れない。それを過去は「我慢して入れ」「慣れるようにしろ」という教育がされていたわけです。またパニックになったとしたら、「自閉症の子やねんからしゃーない」みたいな。

 これ、自閉症でない人だったら、「この蛇、毒ないし安全やし」と言われて、蛇だらけの風呂桶に入れ、と言われるのを想像してもらえばいいかもしれません。「我慢してたら慣れる」かもしれないけど、そんなこと続けたいですか?

 これは音だけに限りません。さっきも言ったように暑い・寒いなんかでもあります。過敏じゃなくて鈍感も。

 それからコミュニケーションがむつかしい点ですが、で、こういうふうに「苦手なところばかりか」かと言うとそんなことはありません。目で見る情報には強いことが多いのです。また「情」の部分でなく「論理」の部分に強いというところもあります。

 つまりもし特性を図で表すと次のような感じになります。

5.自閉症と丸い知的障害
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