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 あくまでも、私個人の意見です。

2012年03月13日

世田谷「不適切な補助金」 AERA '12.3.19の記事について

AERA 最新号目次(現在は'12.3.19号)

スクリーンショット(2012-03-13 13.22.08).png

見出し

世田谷「不適切な補助金」
保坂展人区長も首ひねる

 これ

総務省デタラメ予算配分 AERA 11.3.14号

 の続報ですね。以前の私のエントリから引用すると


3月1日に、総務省の職員が補助金適正化法23条に基づく立ち入り検査をした、というニュース。

「検査を受けたのは「NPO法人ディジタル・コンテンツ・インスティテユート(DCln)」。」


 このエントリを書いた時点では存在していたDCinのホームページは既に無くなっています。

理事長は金子満・東京工科大大学院教授

09年度の補正予算で雇用対策として民主党が設けた「ICTふるさと元気事業」から約7900万円、10年度当初予算の「地域ICT利活用広域連携事業」から約1億2千万円か支出されることが決まっており、立ち入り検査は「ふるさと元気事業」7900万円に関するものだった。

 でその目的は

 地域の公共的サービスの新たな担い手としてNPO等が主体となって、ICTを利活用した取り組みを促進し、地域公共サービスを向上させ、地域の雇用を創出するもの。



古い映像を再生する技術が今後、大きく必要になると考えられ、これを主婦やニートなどに教えて、在宅で再生できるシステムを世田谷区につくりたい

 まあ、それがうまくいかなかったという話みたいなわけですが。

 ところがこの記事を紹介したらxxxさんがコメントをつけて下さいました。

 私は、映画関係の知識があって、失業中でしたが、昨年からのDCInの映像の仕事で食いつなごうとしていました。
あれこれノウハウを我々が身につけて、我々が若年層やニートを指導する予定でした。
 そういう仲間もいました。
 ですが、この査察や、記事で、すべて中止になりました。
 あなたのような憶測で横やりが入ったために、すべてが終わりました。
 とても残念です。


 まあ「あなたのような横槍」というのは誤解なのですが(私の元記事を読んで頂いても、私はどこもDCinを批判はしていません。「(実際にどんなことをやってはったかを)強く知りたい」とは書いていますが。で私のコメント返しが


xxxさん、どうもです。
先ほどの私のコメントはいまひとつだったので削除の操作をしたのですが、そのまま見えていたらごめんなさい。

>この査察や、記事で、すべて中止になりました。

おつらかったろうと思います。

>あなたのような憶測

「若年者やニートと呼ばれる人々への国の対策、結局「支援事業をします。就業訓練をします」という組織の人ばかりのふところにお金が入って、肝心の若年者やニートと呼ばれる人の力になっていない、という現実があるのじゃないかなあ、と思うから。」
の部分のことでしょうか。これはDCInのことではなく、多くの「若者支援事業」などに起こっていることです。で
「ただし、本当に「主婦やニートなどに教えて、在宅で再生できるシステム」を作れたのか。あるいは作ろうとしたけれど、うまくいかなかったのか、そこんとこは強く知りたいです。」
という点については「作ろうとしたけ」けれど査察や記事でつぶれてしまった、ということですね。
なるほどな。です。
しかし、何故査察が入ったのかな?ってことは思います。


 それに対するXXXさんのコメントが

もう、訪れることはないと思いますが……
最後に書いておきます。

>なぜ査察が入ったのか。
省庁どうしの予算の奪い合いで、他の省庁からの横やりです。
査察の状況を横から見ていましたが、
「やっているか? どうか?」を確認しただけで終わってしまいました。

そもそも査察の理由が記事と違っており、
「○○省からの憶測で、
 『なにもやっていないのに予算を取っている』らしい」程度なので、
「やっている」確認だけで終わったのです。
ただ、実際、特定の官僚に対する攻撃のための素材集めなので、
これから色々な意味でスケープゴートにする……とのことです。
AERAで風評も広がってしまったことから、組織の活動は難しくなってしまいました。

AERAは、「放射能がくる」でも不必要に「煽り」をしていまいしたが、
内面をよく調査せず、
外面だけを捉えて、嫌悪感を煽ったりという記事が多くなっているようです。

AERAに限らず、「この記事は本当なのか」に注目されると良いと思います。


 と書いて下さっています。

 まあとにもかくにも総務省からの補助金を減額された、というところまでが前回の記事。

 で、今回の記事です。

 今回の記事は

 東京都世田谷区の二子玉川駅周辺は、東急田園都市線沿線の中でも、デパートなど商業施設が充実する人気のエリアだ。この二子玉川駅の駅前再開発に際し、世田谷区の補助金が設立間もないNPO法人に支払われ、焦げ付いてしまった。

ってところから始まるわけですが、私には「焦げ付かせた」ってのがまずわからない。「焦げ付かせた」ってことはいわゆる補助金・助成金ではなく、「中小企業に対する融資として貸したけれど返してくれなかった」ということなのか??だったら助成でも補助でも無いやん。

 要するに「金貸しをして儲けようと思ったけど失敗しました」って話??いやもちろん利益を生むところに、そして利益を生むまでのつなぎとして融資することは大事です。しかしその判断を誤って失敗した、という話なのか?記事の記者さんの姿勢は「税金の無駄遣い」ということで一貫していますが。しかし「貸す対象を間違えた」という話なら融資担当者の責任が問われたらいいだけの話。

 総務省が不適切とみなし補助金を大幅減額した後も、区は事業を続行しようとしたが、昨年4月、元社民党衆院議員の保坂展人氏が区長に当選。事態を問題視した保坂区長が5月に現地を視察してDCln関係者に面談。DCln側は事業廃止を申請することになった。
 昨年度に支払われた2千万円はこれといった成果も残さぬまま、主にオフィス代などになって宙に消えた。区が返済を求め、財産を処分して分割払いで弁済されることになったが、支払いは1回で滞ってしまった。DClnは2月に解散。「区の事業については不正行為はない」と主張したという。



 総務省といい世田谷区といい、「民活」とはいえ、一NPO法人にこれだけの公金をつぎ込むことは適正だったのか。

 私には記者さんのこの文は理解できない。
 NPO法人で無かったらどこなら良かったのか?
 任意団体とかだったら余計ダメだよな。(私の今作った「じんぶな〜自閉症・発達障害の人の暮らしを応援する会」は任意団体)
 株式会社だったらどうなのか?(「おめめどう」は株式会社)

 で、よく言われるのは任意団体よりはNPO法人がえらく(行政の認証を経てるから?それでもやってることを見れば??なところもたくさんある。もちろん大事なことをやってはるところもたくさんある)、また会社はダメで官公署はえらい、信用できる、みたいなの。

 だいたいさあ、今ある制度とか、学校とかにしても「最初にもう止むにやまれぬ思いで制度も何もないところから始めた」ってのがたいていだよね。

 例えばガイドヘルパーの制度なんかにしてもそう。で、それを追認し、応援する形で市町村や国家公務員や政治家の人なんかが動いてくれて、制度ができていった。もちろんできてしまえば、そこに事業所さんが参入してくることはウェルカムなわけです。

 学校だってそう。まあ、今、就職のために目指すと言ってもいい学校、例えば早稲田・慶應・同志社とか、創始者は「補助金が出る」からではなく「やむにやまれぬ思い」で始めはったに違いない。同志社なんか犯罪者が作った学校です。(鎖国という国禁を破った)

 でね、最初はやむにやまれぬ思いで始めたものが、ユーザーさん(ガイドヘルプであれば障害者ご本人、あるいは周囲の方、学校であれば学生、あるいは周囲の方)の支持を受け、続いていくわけです。

 今回、DCinさんがつぶれちゃった、というのはユーザーさんの支持が無かったからではないか、というのは私は思っています。立派なオフィスや機材、講師をしたい人への給料に消えてしまったのではないか・・・XXXさんには悪いですけど・・・いえ、官がおやりになる雇用対策事業って、たいていそうなるような気がして・・・偏見かなあ・・・

 支援相談事業なんかがいいなと思うのは、まず「利用したい人」がいて、その人が申し込んで、相談支援者が実際に仕事をしないとお金がおりて来ない、という点。そういうのはいいなあ、と思います。

posted by kingstone at 14:10| Comment(1) | TrackBack(0) | ネット・パソコン・携帯など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 AERAの出版元である朝日新聞は憶測でいい加減な記事を書くことがよくありますね。昔だとダイハツ・アプローズ発火事件。自動車は一般の人が知らないだけで、その構造上、けっこうエンジンから発火するものです。ベンツなんてよく発火します。そのあたりを知らず、いかにも欠陥車のような記事にしていました。
Posted by もずらいと at 2012年03月14日 05:57
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