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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年10月20日

大津の講師が逮捕された事件について

 私がまず読んだ記事はこれ

京都新聞

大津市立中元講師を逮捕 難聴学級姉妹に体罰疑い

 ニュースは非常に早く消えてしまうことが多いので転載しておきます。

 大津市立中学校で特別支援学級を受け持つ講師が、学級に通う姉妹に体罰を繰り返していたとして、大津北署は19日、傷害と暴行の疑いで、舞鶴市溝尻、元臨時講師の岩佐秀人容疑者(28)を逮捕した。

 逮捕容疑は2009年1月から昨年11月にかけ、中学校の教室で女子生徒(15)=大津市=の頭を殴ったり、尻や首を蹴るなどした上、ペンで手や太ももを突いて軽傷を負わせた疑い。女子生徒の妹(14)に対しても昨年6月から今年5月、太ももを蹴るなどの暴行を加えた疑い。

 同署によると、岩佐容疑者は08年4月から今年6月まで同中学校の臨時講師として勤務していたが、耳が不自由な姉妹が手話や筆談での意思疎通しかできず、唇の動きで授業の内容が理解できないことを不満に思っていたという。

 県教委は今年6月、同容疑者を減給10分の1(3カ月)の懲戒処分にしている。すでに依願退職している。

【 2011年10月19日 14時00分 】


 この中の

耳が不自由な姉妹が手話や筆談での意思疎通しかできず、唇の動きで授業の内容が理解できないことを不満に思っていたという

 これがありがちなことと思いました。自閉症のお子さんでも「その子に音声言語の指示や意思疎通がうまくできないから、教師がカッとして威嚇したり暴力をふるったりする」ってことがありますから。

 で、別の記事がありました。

毎日jp

体罰:難聴姉妹生徒けが、容疑の中学講師逮捕 滋賀

 特別支援学級に通う難聴の姉妹に繰り返し体罰を加えてけがをさせたとして、滋賀県警大津北署は19日、京都府舞鶴市溝尻、元大津市立中学校臨時講師、岩佐秀人容疑者(28)を傷害などの疑いで逮捕した。容疑を認めているという。

 逮捕容疑は09年1月〜今年5月、姉妹が通う中学校の教室で、受け持っていた姉(15)の頭を何度も殴ったり、左手の甲などをシャープペンで刺したりしてけがをさせた。また妹(14)にも頭を平手で殴ったり、足を蹴ったりする暴行を加えたとされる。同署によると、岩佐容疑者は自分の唇の動きで姉妹が授業を理解できないことに立腹したらしい。

 岩佐容疑者は今年5月、毎日新聞の取材に「最初は手話を使っていたが、腕のしびれや肩こりに耐えられなくなった。行き過ぎた指導だった」と話していた。岩佐容疑者は6月、県教委から減給処分を受け、依願退職した。【村山豪】

毎日新聞 2011年10月20日 10時39分


 もちろんどう考えても「頭を何度も殴ったり、シャープペンで刺したり」ってのは常軌を逸しています。しかしある方が「労災では」という御意見を述べられていました。

「最初は手話を使っていたが、腕のしびれや肩こりに耐えられなくなった。行き過ぎた指導だった」

 講演などの手話通訳は頸肩腕症候群を発症する可能性があるために短時間で交代すると聞いています。(実はこれは肉体を使う過労から、というのが原因ではなく、脳で翻訳していく情報処理で過労になるのが原因、という説があり、面白いのですが、それは置いておいて)で、確かにこの講師も最初は手話を使っていたわけだ。しかし・・・そんな頸肩腕症候群になるほど「使えた」のだろうか?

 難聴学級だからとりあえず使える人を採用したのかな?

 しかし頸肩腕症候群になるほど使いっぱなしって、講演会じゃないんだから何かすごく変に感じてしまうのですが。

 まあ思わず手が出た、というより「シャープペンシルを突き刺す」というあたり、精神的に相当崩れていた感じを受けますが。

 私も難聴ですが手話は使えません。で、難聴の友人と会うこともありましたが、単語の1つくらいは覚えて使うけど、授業を成立させようと思ったら「文字(文)」「絵・写真」に頼ってしまうけどなあ・・・

 その他

難聴姉妹に暴行容疑 大津の元中学臨時講師を逮捕

2011年10月20日 01時57分
 大津市立志賀中学校の特別支援学級担任が生徒の難聴の姉妹に体罰を加えていた問題で、大津北署は19日、傷害と暴行の疑いで、元臨時講師の岩佐秀人容疑者(28)=京都府舞鶴市=を逮捕した。
 逮捕容疑は2009年1月〜今年5月、教室内で度々この姉(15)と妹(14)の頭を殴るなどの暴行を加え、昨年10月8日には中学3年だった姉の左手の甲や左足大腿(だいたい)部をシャープペンシルで突くなどし、全治4日間のけがをさせたとされる。
 大津北署や市教委によると、岩佐容疑者は姉妹の授業態度に不満があったという。岩佐容疑者は08年4月から同校に勤務し、保護者が学校に相談して体罰が発覚した。今年6月に滋賀県教委から減給などの懲戒処分を受け、依願退職していた。
(中日新聞)


聴覚障害生徒に体罰、傷害容疑などで元講師の男逮捕 大津

2011.10.19 20:47
 大津市内の市立中学校の特別支援学級(難聴)に通う聴覚障害の姉妹の頭を殴ったり、脚をボールペンでついたりするなどの体罰を繰り返したとして、滋賀県警大津北署は19日、傷害と暴行の疑いで、京都府舞鶴市溝尻の元同校臨時講師、岩佐秀人容疑者(28)を逮捕した。同署によると、容疑を認め「(姉妹が自分の)唇の動きで授業内容を理解できないことを不満に思った」などと供述している。

 逮捕容疑は平成21年1月ごろから22年11月ごろまでの間、同中学校の教室で、当時同校に通っていた姉(15)の頭を殴るなどの暴行を数回繰り返したうえ、ボールペンの先端で脚などを突き、4日間のけがを負わせたとしている。また、22年6月ごろから今年5月ごろまでの間、同中学校の教室で妹(14)の頭を殴るなどの暴行を数回繰り返したとしている。

 大津市教委によると、岩佐容疑者は20年4月から姉の担任となり、自立支援学習や社会科を担当。昨年秋ごろ、姉妹からの相談を受けた保護者が学校側に抗議し、担任を外れたが、その後も同様の行為を繰り返したため、今年5月中旬、学校側が退職を勧告。6月23日付で依願退職していた。


 こちらは5月27日付。もとは産経新聞の記事らしい。

難聴姉妹に体罰1年間 大津市の中学講師

 滋賀県大津市内の市立中学校で、難聴学級の担任の男性臨時講師(28)が、聴覚障害を持つ姉妹の生徒の腕や脚をペンでついたり、ひざをけったりするなどの体罰を繰り返していたことが27日、関係者への取材で分かった。同校によると、講師は「行き過ぎた指導だった。申し訳ない」などと謝罪、19日付で依願退職した。

 市教委や同校によると、姉妹のうち姉は平成20年4月に、妹は22年4月に、県立聾話(ろうわ)学校から同校の難聴学級にそれぞれ進学。姉はすでに卒業している。男性講師は20年秋ごろから、問題が発覚した昨年10月に姉妹の担任から外されるまで、書き損じやよそ見をしたとして姉妹の腕や脚をペンでついたり、ひざをけったりするなどの体罰を行っていたという。

 保護者から抗議を受けて学校側が指導したが改善されず、校長が今月中旬、臨時講師に対して退職を勧告していた。


posted by kingstone at 21:02| Comment(6) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 単に講師がダメなだけでしょう。労災なんて関係ないでしょう。怒る理由が「書き損じやよそ見をした」ですよ。「自分の意のままに従わない」というありがちなものでしょう。
Posted by もずらいと at 2011年10月20日 21:26
もずらいとさん、どうもです。

|労災なんて関係ないでしょう

まあそんな感じはします。
もちろんいつだって報道は隔靴掻痒ですけど。

あと、この講師に「どうしたらあれこれ楽に授業ができるか」を資格を取る時(たぶん大学で授業を受けているでしょう)、現場に出てから、教えてあげることができる人がいなかった、ということもあると思います。

Posted by kingstone at 2011年10月20日 21:36
>この講師に「どうしたらあれこれ楽に授業ができるか」を資格を取る時(たぶん大学で授業を受けているでしょう)、現場に出てから、教えてあげることができる人がいなかった

 それは関係ないでしょう。「オレ様」だっただけでしょう。教えたって学ばない人はごまんといます。
Posted by もずらいと at 2011年10月20日 21:46
KING STONEさん、難聴なの。
覚えておこう。

どうしたらいいの? 耳元で甘くささやいたら?^^
Posted by みやび at 2011年10月20日 22:33
みやびさん、どうもです。

私が難聴とわかったのは、教師になる前に提出義務があって健康診断を受けた時。
ひょっとしてそれで合格を取り消されるのじゃないか、とドキドキしました。

それまで高校時代に友人たちから「kingstoneの変なこと聞き」と言われ、ずっと「私は頭が悪いのじゃないか」と心配していました。しかし「難聴」とわかってほっとした部分もあります。そしたらある人が「そんなもん耳も頭も悪いかもしれんやんか」と言われ、そっかあと思いました。

で、それらはずいぶん以前の話ですが、現在、自閉症だなんだかんだ勉強してきて、私の頭の情報処理には確かに難があるな、と思います。
Posted by kingstone at 2011年10月20日 22:49
ち、ちょっとだけスイートなことを言ってみたのに。
やっぱりこういうの私には、似合わないんだなー。

みやびは深く納得しました。
どうしてKING STONEさんはそんなに自閉症の人の気持ちに歩み寄れるんだろうと思っていたのです。


みやびの経験から思うのですが、
「わかる人は、わからないということがわからない」のです。

したがって上記の先生を私はあまり責める気になれません。
たいていの人はそうなので、それをいちいち責めていたらこの世に人がいなくなっちゃいます。

アナオペさんやもずらいと先生ならわかるのです。
アナオペさんは遺伝性白内障でいらっしゃいましたし、
もずらいと先生はビニール加工業の町工場主の長男として、
理不尽に頭を下げつづける辛さ、のようなものを理解してると思うのです。

KING STONEさんは何かなーと思っていました。
難聴なのですか。納得です。 ^^ 私もそうですから。
私も自閉症がわかっているといえるほどまだ接点は多くないですが、
(たいがい親御さんと療育者に厚くはばまれて接点が少ない)

「世界を愛したいのだけど、
 世界が望んだように立ち振る舞うことができない辛さ」

で顔をゆがませてるのを見ていて、いつかわかってあげたい、と思ったんですよ。私も、そうだから。

それで、非常にこつこつと情報の少ないところを手探りで探してました。

ピーターパンおととさんのアタッチメントという言葉をてがかりに新聞記事で自閉症協会のパンフレットをみつけるのでも5年かかっています。

意外と障害児教育フォーラムは見ていなかったです。(^_^; すいません、今マチートさん読ませてもらっても難解すぎて読めなかったんだろうと理解します。


これからもよろしくおねがいします。^^
Posted by みやび at 2011年10月20日 23:29
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