最近、いわゆる早朝覚醒状態のよう。ま、いっかあ。
外は真っ暗で天気はよくわかりません。
昨日本屋で支払いをしていると、レジのカウンターに「心がまあるくなる禅語」といううすっぺらい本が置いてました。よくあるいろんな本から抜いてきただけ、みたいな本です。でもその手軽感がよくて買ってしまいました。1050円。今日から1つずつ紹介していこうと思います。
本来無一物
私の思っていた意味。人間生まれた時には何も持っていない。服も食べ物も家も、それらを失うことに何を恐れることがあるだろう。全てを失っても本来の自分に戻るだけである。どーんと行け。
解説。迷いや苦しみの原因を探していっても、具体的な何かは見つかりません。それはすべて、人との比較や必要のない執着心から生まれたもの。形のないものにとらわれてはいけません。
なんかずいぶん意味が違う。
> 私の思っていた意味。人間生まれた時には何も持っていない。服も食べ物も家も、それらを失うことに何を恐れることがあるだろう。全てを失っても本来の自分に戻るだけである。どーんと行け。
たぶん「一切物がなくなっても本来に戻るだけ」というように解釈したのでしょう。しかし、この場合は漢語ですので、「無」はただの否定語です。「無問題」が「問題ない」のような。で、「物」というのは漢語の場合、「万物」とか「事物」とかで使われるように「形あるものの総称」を意味する言葉です。ですから、「無一物」は「形ある物なぞひとつもない」ということです。で、「本来」は「根本」とか「真理」に近いニュアンスです。ですから「根本に立ち返れば、形のある物などひとつだってあるわけがない」という意味になります。
|たぶん「一切物がなくなっても本来に戻るだけ」というように解釈したのでしょう
その通りです。
パラパラめくっていて、大誤解してるものがたくさんあって、面白いです。 (^^)
もずらいとさんの解説、「わかった気」になります。
でも他人に説明しようとしたらまたええかげんなことを言いそう・・・