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 あくまでも、私個人の意見です。

2011年10月08日

VOCAを用いたコミュニケーション支援 石田哲也さんの報告から

Pacific News Vol.146 から

社会福祉法人わらしべ会 村野わらしべ 石田哲也さんの報告から

 大阪府枚方市の施設ですね。

 紹介されている方は瀧本さん(27歳)知的障害・自閉症とのこと。「有意味言語を用いて話すことはできません」とあります。
 記述の中に「行動障害」という言葉も出てきます。
 石田さんはもと肢体不自由施設の職員さんをされていてその時にVOCAを使っている人を見た経験があるとのこと。
 瀧本さんは平成15年に入所。8年ちょっと前ですね。2003年か。
 石田さんは平成20年から担当になります。2008年。瀧本さんは24歳。

 入所当時学校で園芸をしていたということで園芸作業をしていたところ、園の全ての花を、枯れたらひっこ抜く、捨てる、という行動になり、また自宅・通勤帰宅途中の他人の家など地域にも広がっていったとのこと。また植木鉢を割る、などの行為に広がっていった、と。

 室内作業に変わるなどの対処をされたようですがうまくいかなかったようです。

 そこで石田さんはTEACCHで言う「物理的構造化(場所を見てわかりやすくすること)」「スケジュールの構造化(これもスケジュールを見てわかりやすくする、ということですね)」これを2008年から取り組まれたのかな?それ以前はどうだったのかな?

 そしてご家族とも面談を重ねていくうちにお互い(3者)の共通認識やコミュニケーションが深まっていくわけですが、その中で「問題行動もコミュニケーションのひとつではないか」と思い至られます。でうまく伝えられていないのではないか、と。

 でいろいろ周囲に聞いたりネットを検索したりしているうちに「秋田教育大学のVOCAの支援事例(『自閉症児にVOCAを活用したコミュニケーション指導事例』)を発見したり、川村義肢やパシフィックサプライのページにたどり着かれます。

 で、やってみようか、という時の記述

 瀧本さんのお母さんにVOCAを用いてのコミュニケーション支援を行いたいことを伝えると、「まったくしゃべれなくなるのでは?」という不安があったのも確かです。

 と書かれていますが、これは「お母さんがそう思われた」ということですね。で、それは全然問題じゃない。お母さんは素人なんですから。私が問題にしたいのは、2003年まで関わって来た特別支援教育担当教師やお医者様や、あるいは講演などで語った専門家が、お母さんがそう思っても仕方がないようにしていた、ということ。まさか「今」そんなことないやろな。って少なくとも2008年までは、お母さんがそう思う環境におられたわけだ。でもって同年令の特別支援教育担当教師やその他専門家だったら石田さんの1.5倍〜3倍のお給料をもらってるんじゃないだろうか。(担当者数でいったらもっと倍数が大きくなるかもしれない)

 で、このVOCAを用いることで、瀧本さんからの表現コミュニケーションの機会が増えていきます。

 そして平成20年9月4日〜平成21年4月7日の約7か月間、行動障害がなくなります。ということは取り組み始めて極めて短い時間でなくなっているわけだ。たぶん4月からとしたら半年で効果(?)が出ているわけだ。で、これは「花を抜く」「鉢を割る」についてのもので、他の様々なことはもっと早いうちからいろんな効果(?)が出ているんじゃないかな。

 また文の中でVOCA以外の「肩とんとん」の注意喚起を覚えてもらって使えるようになったり、いろいろなことが起こり、自発的なコミュニケーションが増えていきます。

 もちろんVOCAだけのことではなく場所を「見てわかる」スケジュールを「見てわかる」ようにしたとか様々なことが影響していると思われます。なお物理的構造化と言っても、瀧本さんのが作業をしているらしい写真が出ていますが「ベニヤ板だ囲いまくったオウム部屋」という感じではありません。明るい感じのところです。

 瀧本さんも、いろいろ取り組み始めたのが24歳からだから、ほんと「大人になっても大丈夫」ではあるんだけど、その前の学校時代・就学前の施設時代、ほんま人手もあるし、ってことは考える時間もあんねんからもっともっと担当者はいろいろ考えて欲しいし、お医者様はじめ大学教授や専門家と言われる人たちは勉強して欲しいな。(いや勉強というよりもっと簡便な訓練ができていない、という感じだと思う)

 なおパシフィックニュースはパシフィックサプライに申しこめば送ってくれます。
 ネットで記事も読めるのですが、ネットに上がるのはすごく遅れてなのですね。
 紙版と同時アップできると思うのだけど・・・

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