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 あくまでも、私個人の意見です。

2011年10月05日

暴言暴行:高瀬荘運営の鵜足津福祉会、障害者に 県が行政指導 /香川 の報道について

毎日jpの記事

暴言暴行:高瀬荘運営の鵜足津福祉会、障害者に 県が行政指導 /香川

 こういうのってしばらくすれば、消えてしまうみたいですね。下に転載させてもらいます。

 県内や東京都で、知的障害者更生施設やグループホーム、特別養護老人ホームなど14施設を運営する社会福祉法人「鵜足津(うたず)福祉会」(本部・宇多津町、小松守理事長)が、一部施設で職員が利用者に不適切な処遇をしたとして、県から改善を求める行政指導を受けたことが30日、分かった。

 不適切な処遇を指摘されたのは、知的障害者授産施設や同更生施設などがある同会「高瀬荘」(三豊市)。

 県などによると、今年7月、「高瀬荘で、職員が利用者をたたくなどの虐待をしている」との通報が県にあった。そこで、県が先月、施設を調査し、男性職員が知的障害を持つ複数の利用者の頭を平手でたたいていたことや、男性職員を含む職員数人が、「おい、お前」などの暴言を利用者に吐いていたことを確認した。これを受け、県は先月下旬、改善措置を文書で報告するよう、行政指導した。

 同会によると、暴行した男性職員は、先月中旬に依願退職。暴言を吐いた職員にも個別に指導したという。同会は「これまで、虐待などの研修をしてきたが、より細かな指導をする」としている。

 ◇労基署は是正勧告
 観音寺労働基準監督署は先月、同会に、労働基準法で定められた職員への労働条件の書面交付をしていなかったなどとして、是正勧告した。【吉田卓矢】

毎日新聞 2011年10月1日 地方版


 会の広報だかえらい人だかは

「これまで、虐待などの研修をしてきたが、より細かな指導をする」

と言ってるわけですが、どんな研修をして来たのだろう。だれか講師が来て「ええ話聞いたなあ」で終わりかな。

 まずもって「知的障害の人のための更生施設やグループホーム」ってんなら自閉症の方もたくさんおられると思います。だったら当然「どうすれば理解してもらえるか」「どうすれば表現してもらえるか」はものすごく大切な知識・技術になるけれど、そこらへんはどうやったんかな。ちゃんと研修されていたのかな。

 できればこういうのは座学も必要だけど、実際に講師に現場に来てもらって当事者さんとやりとりしてもらい、そして施設職員さんも実際にやりとりしてみる、をしないとなかなか身につかないような気がします。そしてその中で「こんなことは『命じて』やるもんでもない。本人の気持ちをよく表現してもらって」みたいなことも、実際の例として体に染み込ませていく、というか・・・

 それができてなきゃ、いくら「虐待はいけません」という研修を受けたって無くなるはずないやん。

 あと「事例検討会」というか、そんな名前でなくてもいいけど、職員さん同士が「ここがうまくいかへんねんけど」と話し合い、「そりゃこうしたらええねん。こう考えたらええねん。で、いっぺんやってみたら」なんて話し合いをする場はあったのかな。慰め合い(もあってもいいけど)だけでなく、具体的に解決法を考えていく会。

 それが無かったらきついなあ。


この記事へのコメント
 「仕方ない」と言うわけにはいきませんが、施設職員の給料や待遇を改善しないと、研修その他では無理ですよ。「事例検討会」でも。「こんな安月給で三交代制でそんなこと押しつけられてたまるか」というのが偽らざるところだと思います。
 だいたい前後の状況を見ないと「おい、お前」が暴言なのか分かりませんしね。

 もちろん、そういう指導をしない施設もあります。でも、「実際に講師に現場に来てもらって当事者さんとやりとりしてもらい、そして施設職員さんも実際にやりとりしてみる」なんて七面倒くさいことはしません。「投薬」。これでおとなしくなってもらいます。
Posted by もずらいと at 2011年10月05日 21:24
もずらいとさん、どうもです。

|施設職員の給料や待遇を改善しないと、研修その他では無理ですよ。
|「事例検討会」でも。「こんな安月給で三交代制でそんなこと押し
|つけられてたまるか」というのが偽らざるところだと思います。

ほんま、実際のところはそうだと思います。
私も現役時代に特別支援学校の教師と施設職員の待遇の差、大きすぎるなあ、と思い続けていました。

Posted by kingstone at 2011年10月05日 21:47
最近、自閉症の映画「海洋天堂」と、イタリアの精神病院を廃したバザーリア法以後を描いた「人生、ここにあり!」を見てきました。

「海洋天堂」でお父さんは、程度の悪い精神病院だと思ったら、
ちゃんと「ここは息子には合わないと思います」って踵を返した。

えらいわ(涙) ほとんどの親はそんなことできない。
精神病院や施設は基本、親の心の緊急避難です。預けられる子にとっての人権が先にあるわけではないです。

親や療育経験者が惻隠の情からしっかり立ち上げたところならまた違うでしょうが、たぶん総数として少ないです。立派な志で立ち上げても、コミュニケーションのとれないことが憎しみの感情を呼び起こし虐待につながることもあるでしょう。

服薬は飲んでる当人にとっては、ものすごく不愉快なものです。
あまりにも不愉快な感情に支配されるからあまり動かなくなる。施設職員には楽でしょうが、当人には地獄でしょう。

知り合いが、今授産施設の仕事担当で、
あまりにも待遇が悪いので欝がつらいそうです。配置転換を願い出ているということですが、人材不足で認められない。
やさしい人ほどつらいでしょう。
Posted by みやび at 2011年10月08日 15:37
みやびさん、どうもです。

|ほとんどの親はそんなことできない

そうや思います。
感謝すらしている。
月の輪学院事件もそうでしたから。
私の勤務した知的障害特別支援学校もそうでした。(職員の待遇はものすごくいいはず)

|立派な志で立ち上げても、コミュニケーションのとれないことが
|憎しみの感情を呼び起こし虐待につながることもあるでしょう。

そうや思います。
だから私が「ちょっとした知識・技術を」といつも書いているわけです。
たぶん志はみんなにある。

Posted by kingstone at 2011年10月08日 15:57
KING STONEさん、おはようございます。

イタリアのバザーリア法の映画「人生、ここにあり!」も、自閉症者が出てきます。脇キャラですが。

日本では全家連が当事者にはとっても嫌われてたことなんて思い出します。

地元に知的障害施設があります。
ヘルパーさんの友人に聞いたら、顔色が変わって「いつも怒鳴り声が聞こえる」という。ははあ。聞こえない障害って不便。持つべきものは友人です。

私の障害者人生で、一番身近な善意の人が一番差別する、ということはしょっちゅうでした。



で、なんというか……うまくいえないんだけど。
KING STONEさん、ご自分を基準にしてはいけません。(^^;

こないだ二週連続で名古屋のOFFちゃんが泊まりに来ました。
「あたしはめったに人に心酔しない。唯一心酔したのはKING STONEさんだな」
という、OFFさんです。

私、言いました。

「KING STONEさんみたいにやさしい人はたいへんなんだよ。
 もともと形質が純粋で真面目な自閉症者に似てるんだと思う。
 だから直感でわかることがたくさんあるんだと思う。
 普通の人は地球の上に立ってるような世界観だけど、KING STONEさんは、
 地球がお腹の上に載ってるような世界観だから、たいへんだよ。
 気力が充実してないとつぶれちゃう」

って。:-P
普通の人は自閉症のことなんてまったく理解できないはずです。
理解する前に反発してしまう。志を立てるとしたらそういう一般的な定型発達の暗い感情を理解する必要があると思います。
Posted by みやび at 2011年10月09日 06:25
おお、OFFさんが泊まりに来たりしてはるのね。
元気そうで良かった。

|普通の人は自閉症のことなんてまったく理解できないはずです。

いやあ・・・そんなことないと思うねんけど・・・
やり方次第っちゅうか。
でもやって見せなきゃ机上の空論になってしまうので、何とか実際にお見せできないかと、少しずつ動いてます。
どうなるかわかんないけど。

Posted by kingstone at 2011年10月09日 09:05
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