私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年09月26日

kintaさんのエントリから(特殊教育学会3日目)

 kintaさんの

「特殊教育学会3日目」

から

自主シンポジウム
「教科書バリアフリー法と特別支援教育
―デジタル教科書の可能性と視覚障害以外の障害への対応―」


で指定討論者として意見を述べられたとのことですが、みなさんの話として

大切なのは「教科書のテキストデータをどのように障害のある子どもに提供できるか」という話だったのではないかと思います。

 ふむ。教科書の出版社がWebで全部公開してくれりゃ簡単そうだけど、そうもいかないのかな・・・

 今、私自身は雑誌や書籍から引用する場合、複合プリンタ(具体的にはCANON PIXUS MP270)とそれについてきたOCR(文字読取)ソフト「読取革命Lite」を使って実用レベルで読み取れているから、「明日授業で使うこの部分だけ」というなら担任さんがちょっと手間かければできそうですが。(でも毎日、毎日やるのはたいへんだと思う)

 また,それは「完成された」デジタル教科書を追い求めて「こうあらねばならない」という事でなく,今できることが何なのかを「子ども中心」で解決していこうとすることだと思いました。

 これはデジタル教科書に限らず、何でもですねえ。中井久夫さんも言ってはる。

NHKのUSTREAM個人放送許可と中井久夫さんの阪神・淡路大震災の時の言葉

 最終日で参加者が少なかったのはとても残念でした。LD学会の近藤先生のセッションは200名以上の参加がいたのに,特殊教育学会はその10分の1というのはどこに違いがあるのだろうと感じます。

 これは特別支援学校や特別支援学級に関わる人の数と、通常学級に関わる人の数の差かな。前者が圧倒的に数が多いから。

ラベル:特別支援教育
この記事へのコメント
>ふむ。教科書の出版社がWebで全部公開してくれりゃ簡単そうだけど、そうもいかないのかな・・・

 著作権が絡んできますからね。特に国語は難しいです。社会だって年表や図表は編著者のオリジナルですからね。

> 今、私自身は雑誌や書籍から引用する場合、複合プリンタ(具体的にはCANON PIXUS MP270)とそれについてきたOCR(文字読取)ソフト「読取革命Lite」を使って実用レベルで読み取れているから、「明日授業で使うこの部分だけ」というなら担任さんがちょっと手間かければできそうですが。(でも毎日、毎日やるのはたいへんだと思う)

 これも、現行の著作権法だとグレーゾーンですね。私は前任校で国語の授業をする際、不便を承知の上で著作権保護期間の切れた作品を青空文庫でダウンロードして教材として使っていました。

> 最終日で参加者が少なかったのはとても残念でした。LD学会の近藤先生のセッションは200名以上の参加がいたのに,特殊教育学会はその10分の1というのはどこに違いがあるのだろうと感じます。
>
> これは特別支援学校や特別支援学級に関わる人の数と、通常学級に関わる人の数の差かな。前者が圧倒的に数が多いから。

 もちろんLD学会の方が普通の教員の参加者が多いというのはありますが、「東京で三連休の初日にやった講演」と「弘前で三連休最終日にやった講演(12時終了なので、急いで新幹線や飛行機に乗っても、東京なら夕方に着きますが、他地域は夜中は必至で、どうかすると帰宅は日付越え。で、翌日から金曜まで勤務)」の差が大きいでしょう。来年はつくば国際会議場なので、TXを使えば秋葉原まで45分。もう少し盛り上がると思います。
Posted by もずらいと at 2011年09月26日 19:55
もずらいとさん、どうもです。

|国語の授業をする際、不便を承知の上で著作権保護期間の切れた作品を青空文庫でダウンロードして

これはすごいと思う。
まず教材を「教科書」からでなく自分で探すというところからして。

|「東京で三連休の初日にやった講演」と「弘前で三連休最終日にやった講演」の差

なるほど。
日程はすごく大きな要因になりますね。
そっかあ、イベントをする時はより有利な日時をねらわないとなあ。

Posted by kingstone at 2011年09月26日 20:11
>|国語の授業をする際、不便を承知の上で著作権保護期間の切れた作品を青空文庫でダウンロードして
>
>これはすごいと思う。
>まず教材を「教科書」からでなく自分で探すというところからして。

 あっ、そうなんですか。私は「普通」だと思っていました。同僚からも「すごいね」と言われましたが、それが何を言っているのか分かりませんでしたが、そういうことだったのですね。
どうしても小泉八雲の「むじな」と「常識」を使いたかったのですが、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の原文は英語で、訳者の著作権が切れていないもので、これらは原文から私が訳しました。「そのくらい当然」と思っていたのですが、そうではなかったのですね。

>なるほど。
>日程はすごく大きな要因になりますね。
>そっかあ、イベントをする時はより有利な日時をねらわないとなあ。

 弘前という地理的な不利は確実にあったはずです。開催場所と時間が逆だったら結果は違っていたはずですから。
Posted by もずらいと at 2011年09月26日 20:25
|私は「普通」だと思っていました

いや、なんつうか・・・特に特別支援教育では(教科書にない教材を探してくる、というのは)「当たり前」であるはずなのですが、でもなかなかできるこっちゃないと思います。
Posted by kingstone at 2011年09月26日 20:34
>いや、なんつうか・・・特に特別支援教育では(教科書にない教材を探してくる、というのは)「当たり前」であるはずなのですが、でもなかなかできるこっちゃないと思います。

 だとすると「給料泥棒」とか言われても致し方ないのでしょうね。だって、おめめどうのセミナー参加より安いですよ。「無料」ですもの。和訳するのは相応に時間がかかりますが、元々日本語のもの(「百人一首」「桃太郎(芥川龍之介)」「赤い蝋燭(新美南吉)」「手袋を買いに(新美南吉)」「赤とんぼ(新美南吉)」)はフォントの変更と分割だけでしたから。加工に要したのは2時間ぐらいです。私は基礎資格として国語を取った「なんちゃって国語教員」ですが、この程度のことは「ごく普通」だと思ったのですけどね。
 専門性って何なのでしょうね?
Posted by もずらいと at 2011年09月26日 21:02
 LD学会と特殊教育学会の質的な違いもシンポジウムやセッションの差に表れますね。

 日本特殊教育学会の大会は基本的には「研究者のための集まり」ですから、自分の関心のないシンポジウムや発表は見に来ません。

自主シンポジウム65
9 月25 日(日)10:00〜12:00 総合教育棟 4 階 410講義室
教科書バリアフリー法と特別支援教育
― デジタル教科書の可能性と視覚障害以外の障害への対応―
企 画 者: 中野 泰志(慶應義塾大学)
田中 良広(国立特別支援教育総合研究所)
司 会 者: 田中 良広(国立特別支援教育総合研究所)
話題提供者: 近藤 武夫(東京大学先端科学技術研究センター)
指定討論者: 樋口 一宗(文部科学省)
梅田 真理(国立特別支援教育総合研究所)
中野 泰志(慶應義塾大学)

視覚障害関係者は見に来ませんよね。「視覚障害以外の障害への対応」ですから。また「デジタル教科書」ですから普通の知的障害児や重度心身障害の肢体不自由児を主な目配りの範囲にしている人も来ませんよね。三連休の初日に東京でやっても満室は無理の内容です。しかし、古い話ですが、2000年の静岡大会の「自閉症教育の新たな可能性(TEACCH vs 第三世代行動療法)なんかは入りきらないで立ち見が出ていました。自主シンポではなかったですけどね。あのころは「TEACCH」で人が集まったとも言えます。また、2004年の早稲田大学で行われた準備委員会企画シンポジウム「自閉症・特別支援教育に望むもの」も盛況でした。石井哲夫さんの「今、目の前でパニックを起こしている子に我々は愛情を持って接する以外何ができるでしようか」というのはTEACCH信者に対する相当の皮肉でした。クールダウンの部屋に移ればいいとか言うのでしょうが、それはTEACCHなんてものが伝わらない昔からやっていますし、状況によってはそういうスペースが取れない場合もあります。山埼晃資さんの「構造化を信奉する少なからぬ人たちが、自閉症児を単に機械的に取り扱っているように見受けられる」というのも本質を突いてました。そういう人がたくさんいるのは事実ですから。

 一方、日本LD学会の大会は、「発達障害」というくくりがあるのに加えて、「学術発表会」というよりはATACのような「カンファレンス」の色彩が濃いです。

2011年9月17日(土)13:00〜15:00
教育講演B:近藤武夫「新しい支援技術」

は自主シンポではありません。当然集客数は変わります。また、近藤武夫さんは自閉症関連の研究発表が多い人ですから知名度もあると思います。条件を考えるとたくさん集まって当然だと思います。たとえば「FEDHAN学会」というのがあって「対決! もずらいと VS KINGSTONE」だったら大入り満員でしょう。そういうことです。
Posted by もずらいと at 2011年09月27日 20:22
|日本特殊教育学会の大会は基本的には「研究者のための集まり」

これは痛感してました。現場教師が少ないってか。で、現場教師がもっと行って「わかる言葉で話してよ」と言やあいいのに、って。(はなからそんなの相手にしてない、って言われればそれまでですけど。でも私が「その言葉はわかりませんから私にわかるように説明して下さい」って言ったらたいていの発表者は応えてくれました)



Posted by kingstone at 2011年09月27日 21:08
>これは痛感してました。現場教師が少ないってか。で、現場教師がもっと行って「わかる言葉で話してよ」と言やあいいのに、って。(はなからそんなの相手にしてない、って言われればそれまでですけど。でも私が「その言葉はわかりませんから私にわかるように説明して下さい」って言ったらたいていの発表者は応えてくれました)

 これはどちらからも必要ですね。教員が「専門職」という割に「研究者マインド」がなさ過ぎるのも問題ですから。ポスター発表なんて事前審査なんかないのですから、発表すればいいのにと思いますよ。発表する側に廻る方が勉強になりますよ。前任校では公開研で「全職員ポスター発表」というのをやりました。大人数の学校ならそれでも良いと思います。

 まぁ、研究者にとっても教員に分かるように説明できるスキルは必要ですから、その勉強にもなるので「分かりやすく説明して」というのは言えばいいと私も思います。
Posted by もずらいと at 2011年09月27日 21:34
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