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 あくまでも、私個人の意見です。

2011年09月25日

川口淳一郎氏と秋元康氏の対談 文藝春秋10月号より

文藝春秋 2011年 10月号
「はやぶさ」と「AKB48」
人々を熱狂させるのはなぜか

っていう対談、立ち読みするだけのつもりだったのだけど、面白いから買って来てしまった。

 まずびっくりするのは秋元さんが川口さんより一歳だけ若いっていうこと。もっと秋元さんのほうが若いと思ってた。ってか川口さんが老けて見えるのか・・・

秋元 例えばご著書で川口さんは「我々は税金で活動しているんだから、成果を国民に見せないといけない」というように、「税金」という言葉をよくお使いになる(笑)
川口 そんなに多かったですかね(笑)
秋元 それは例えば今の日本の政治に対して、社会に対する説明責任はどうあるべきか、を問いかけているようにも読めます。あるいは川口さんの姿を通して、チームリーダーの役割とは何かという組織論でもあり、また減点法をやめて、加点法で評価すべきという教育論でもある。自動車会社をリストラされた方が断熱材の開発に奮闘されるという話もありましたが、要は「はやぶさ」には今の日本が抱えているすべてのものが含まれてるんですね。


秋元 ご著書の中で、川口さんの大学院時代の恩師の「今見えているものはみな過去のものである」という言葉が紹介されていましたが、実は僕もインタビューでよく、そう答えていたので、ジャンルは違っても同じだなあ、と。

 で、秋元さんは「今見えているもの」から次のものへということか、AKB48を立ち上げる時に

「一緒に”夜明け"を見よう」

というメールをスタッフに送ったとか。

 はやぶさが行方不明になった時期について。

川口 人影が薄くなれば、「もういいんじゃないの」という雰囲気になりかねない。だから私は、こまめにコアメンバーが集まる検討会議を開くようにして、通信が復活するために必要なことは何かといいうアクション(宿題)を出し続けました。
秋元 相当意識的にファイティングポーズを取り続けたわけですね。
川口 そうですね。例えば、管制室のポットのお湯は毎朝、自分で熱いお湯に入れ替えたりしてました。たまに様子を見に訪れた人が、コーヒーを飲もうとして、ポットのお湯がぬるかったりしたら、停滞したムードを感じて、士気が下がってしまいますから。


秋元 AかBか、どっちが正解かはわからないけど、とにかく考えてもしょうがないので、どちらかを選ぶわけです。そうやって気づいたのは、どんなに慎重になって、資料を調べようが、先輩の話を聞こうが、「間違えるときは間違える」ということなんです。
川口 なるほど。
秋元 だから、大事なのは、間違ったときに、リカバリーする力なんだと思います。間違ったら、戻ってくればいいんだから。いつまでも悩んでいるのは無意味ですよね。


秋元 秋葉原にAKB48の劇場をつくったんですが、そうすると昨日はお客さんが10人だったのが(ちなみに最初は7人)今日は30人になり、そのうち50人になるという変化が目に見えるんです。
   僕に「成功してよかったですね。失敗していたら悲惨でしたよねえ」ということをわざわざ言ってくる人がいるんですが、申し訳ないけど、失敗したときのことなんか考えてないんです。考えてます?
川口 日本は欠けているところを探す文化ですからね。だけど過去に例がないことをやるわけですから、欠けていることを考えたらキリがない。「はやぶさ」プロジェクトでも「どうやったらできるか」と発想を変えるようには、言ってきました。


秋元「はやぶさ」とは全然レベルは違いますが、いろんな方向を向いている人たちがいる一つの集団が何かや
ろうとするときに、結集軸となり、その集団を動かす推進力になるのは、やっぱり「夢」だと思うんです。
   AKB48の女の子たちも、夢がなかったら、フリーターとかでフラフラしていたかもしれない。
   そういう意味ではAKB48は、いわば高校野球のチームに近い。つまりみんな野球選手になりたいという夢を持っていて、能力や練習量もバラバラだけど、とにかく甲子園で優勝しないことにはスカウトもこない。だから内部の人間関係では仲のいい人も悪い人もいるだろうけど、とにかくみんなで甲子園に行かないと始まらないという部分では、みんな同じ夢を持っているんです。
川口 それは我々のプロジェクトも同じです。出発点は、それぞれのエンジニアが持ち寄った「夢」なんです。例えば世界初のエンジンで飛ばしたいとか、新しく開発したカプセルを使いたいとか、それぞれの夢を調合して、みんなのゴールとなる「夢」をつくる。「はやぶさ」の場合は、小惑星サンプルリターンがゴールでしたが、プロジェクトというのは、スタートしたら地獄しか待ってない(笑)。だからそのプロジェクトを進めることで、そこに巻き込まれる人の夢が全部叶っていくような魅力的なゴールを設定できるかどうかにすべてかっているんです。


 どれだけ「実現可能なゴール」を設定できるか、やな。本人さん・保護者・教師とか支援者。みんなの夢が叶っていくようなゴール・・・



posted by kingstone at 19:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 本・記事・番組など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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