※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年05月28日

ある大学のボランティアコーナー

 今日、通りすがりの大学の中に入ってみました。

 掲示板のボランティア募集もまあ、いろいろありました。

 ボランティアコーナーという表示があったのでそちらに歩いて行きました。

 そしたら、そこに行くには(たまたま今日は、ということだと思う)ロープが張ってありました。これは「入っちゃいけない」のサインだよなあ。でも周囲を見ていたら学生さんたちは平気でまたいで進んで行きます。だもんで私も跨ぎ越して行きました。

 コーナーと書いてあったけど、きれいな一室でした。パソコンが2台置いてあり、本棚や事務机・書類棚なんかがあり、ちゃんとしたオフィスって感じ。学生向けの「キタナイBOX」ではありませんでした。本棚には「光とともに・・・」やミネルヴァ書房の「おともだちシリーズ」が並んでいました。

 二人の学生さんらしき人がいて、お一人が相手をして下さいました。(一人はYouTube見て遊んでたみたい)

 登録してあるというか情報をメールで流す学生さんは3〜400人いるそうです。すごい。

 外に「身体障害がある学生さんは困ったことがあったらなんでも相談して下さい」みたいなポスターがありました。聴覚障害の学生さんのためのノートテイクとかもしてるみたい。で「発達障害の学生さんはどうですか?」と尋ねてみましたが、そういうケースはまだ無いみたいです。

 まあ、そうかもしれんな。そういう学生さんで、診断名の無い人だと援助を求めて来ないかもしれない。本人も周囲も気づかないまま苦しんで、心理的不調ということで学生相談課のカウンセラーさんにかかったりして心理的援助に重きが置かれるかもしれないなあ、とか思いながら話をうかがいました。

 まあ、何かのおりにこちらから相談をかけることもできるかも、と思い名刺をお渡しして名乗っておきました。

 学生さんならオタクな話題の友達が欲しいとかの場合、力になってくれるかもしれない、なんて思って。

 10年ほど前とはいろんなことが違っているなあ。



posted by kingstone at 16:55| Comment(4) | TrackBack(0) | 福祉関連 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
 米国だと大学当局がディスアビリティ・センターという部局をもっていて、キャンパス内のアクセス・マップもホームページで公開しているのが普通なんですけどね。
 日本は身障者トイレの情報さえホームページでは分からないですからね。
Posted by もずらいと at 2011年05月29日 10:37
もずらいとさん、どうもです。

|大学当局がディスアビリティ・センターという部局をもっていて

なんか、やろうと思えばそういうところへ移行できそうなところではありました。

|日本は身障者トイレの情報さえホームページでは分からない

あっ、そうか。そういう情報を載せたらいいんだ。

ちなみに私はいつも「身障者」トイレを探して入っています。
以前は広々しているのが落ち着かなかったのですが、最近はそれが気持ちよくなって来ました。

Posted by kingstone at 2011年05月29日 10:47
 就労に関しては実力主義の米国ですが、「誰にもチャンスは平等に」という部分は見習わないといけないですね。盲聾肢体不自由学生への支援はもとより、発達障害どころか知的障害学生まで積極的に行っていて、またそれが評価とステータスになるという風土は米国の優れた部分です。
 日本の大学は、身障者トイレがあってもそこまでに段差や階段があるなどという「とりあえず作りました」が多すぎます。大講義室で車いす、ましてや電動車いすが最前列まで行ける大学はどのくらいでしょう?ストレッチャーの学生を「受け入れます」と言える大学はいくらあるでしょう?2004年に某大学で某学会があり、ストレッチャーのパネリストを参加させたときは、なかなかバリアフルでした。
Posted by もずらいと at 2011年05月29日 12:15
|盲聾肢体不自由学生への支援はもとより、発達障害どころか知的障害学生まで積極的に行っていて、またそれが評価とステータスになるという風土

それはいいですね。

やっぱり周囲に評価されないとやる気も出ませんもん。

Posted by kingstone at 2011年05月29日 12:32
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