※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年05月08日

久里浜日記1993年 6月19〜21日

久里浜日記6月19日20日


神戸でゆっくりさせてもらいました。
やっぱり家はええなあ・・・・


久里浜日記6月21日

文責はKING STONEにあります。

午前中は
筑波大学助手
東原義訓先生の
−学習ソフトウェアの作成法−

でした。ええと内容をうまくようまとめません(いつものことか・・・)が断片的にお知らせすると・・

コースウェアというのは広い概念で捉えたい。
重要なのは学習者の実体把握(子どもがどんな状態か)で、目標分析(こんなこと教えたい)から進むと間違う。
(kingstone・こりゃ何でもです。よくこの間違いが起こりますね。「小学校までにはこれができないと」「卒業までにはこれができないと」別にその目標設定するのはいいのですが、あくまでも今ある力で何ができるか、を考えないと)

小学校と養護学校の違いでは、養護学校だとあっていないと見向きもしてくれず、あってるのだとすごく熱心にやってくれる。
学習ソフトでキャラクターを出す場合、教える内容と合わせて必然的なキャラクターがあるといい。
作る時に気をつけていること。人と人との相互作用をより密接にしよう。例えば1時間くらいのコースウェアにかならず何か所か「先生をよびましょう」のメッセージが出てキーボードを受け付けなくする場面を作っている。どういう場でか。実はふだんできないであろうと思われる子ができた時などに、ほめる文章が出て、キーをうけつけなくする。すると先生が来ても、友達が来ても「おーーできたねえ」
とほめられ、認められる。
(KING STONE・・・快の時間を共有する、ということですな。ちょっと目ウロコでした。)

筑波では、STUDY-TIMEというソフトを開発している。教師用の開発版はSTUDY-WRITE。これは98.FMR.シャープ.MAC(MAC用は開発済みだがまだ出ていない)などどれにでも対応できる。これで開発されたソフトの仲立ちを筑波大がしてソフトを広げようとしている。(ただし、TIMEの49000円はいいのですが、WRITEの350000円という値段を聞いた時、ガクガクときてしまいました。オーサウエアというのも900000ということだし[機能限定のが90000円くらい]・・・やっぱりここはひとつ4800円のアドベンチャーツクールとおまけでついてくるハイパーカードに頑張ってもらおう・・・)(kingstone・どっかにアドベンチャーツクールのことを「600円くらい」と書きましたが、大嘘でしたね・・・)

(KING STONE・・・すごいな、と思ったのは、大森さんの質問に応えて、講義の形態をガラッと変えてしまいはったこと。リングに上がってきはった、という感じです。やっぱりあちこちでストリートファイトを演じてはる方だけのことはある。子どもに使わせてはるし、子どもからもらったいろんなものが自信になってはるので動じはりません。もちろん様々な養護学校のニーズとは少しずれるにしても、私はいろんなヒントをいただきました。
でいろいろ東原さんと聴講生でやりとりしながら(interacitiveな環境ですよね[ニコ])進めていきました。でもこういう形して下さった先生は「いやー雑談してしまって」とみなさんおっしゃいます。雑談なのかもしれないけれど、一番いい形の研修ではないか、と私なんかは思っているんですが。ま、講義というものと違うことは確かかな?でもソ・ソ・ソクラテスやプラトンもそんなのやってたわけですよね)

午後
−パソコン通信の利用法−
府中養護学校教諭
江田祐介先生

パソコン通信の利用の話です。もうここで読んではるみなさんはよく御存知のことですね。
府中で通信を広げるまでの苦労話が(何度も聞いてるとは思うのですが)やっぱり面白いですね。「電話回線なんてひけないよ」と反対してはった事務の方が、最後は率先して協力してくれはるようになった話。「ワープロを打てる子が少ないのに何故通信をするのか?」というのに対し「そういう子が少ない・・・対等に話ができる子が少ないということじゃないか。そういう子が交流できる子を増やしてあ
げなきゃ」と説得した話。

でとにかく学校に置けないから江田さんの家のパソコンをホストにしてFT−NETとしてしまったこと。で、一晩中「アクセスないかな」と見ていて子どもが入ってきた!(シスオペだから見えるわけです)ところがパスワードを3回間違えて振り落とされちゃった、って話。
親御さんなんかを会員にしていった、という話。

現在は地域の方も交えたネットになっていて、園芸家の方が花の作り方を連載して下さったり、子どもたちの疑問に答えて下さったりもしてるそうです。

江田さん、7月1日、ひょっとしたらお会いできないかもしれないそうですが、またよろしく。


さあて、今日からアドベンチャーツクールにとりかかります。
また頭をぶつけたとこなんか書いていきますね。そのため、今後は書き込みが少なくなるかもしれません。


追記
 東原義訓(ひがしばらよしのり)さんは現在信州大学教育学部 附属教育実践総合センターで教授をしてはりますね。

 江田祐介さんは和歌山大学教育学部の教授。


posted by kingstone at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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