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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年05月04日

久里浜日記1993年 6月5日〜6月7日

久里浜日記6月5日

今日はしずくさんが来て下さいました。手作りのお菓子や果物を持って来て下さいました。そして何より学校のことや、どういったらいいのか人間それ自体というか、ま、大森さんも私も大好きな話題で盛り上がりました。訪ねて下さってどうもありがとうございました。すごく楽しいひとときが持てました。

宿舎でぼんやり過ごしている時に訪ねて下さる方がいるっていいですね。

内地留学期間ももう半分が過ぎようとしています。さてどれだけのことが形に残せているか、というと・・・うーーん。この土曜日曜は研究室に入れてもらってMSXの目録作りや、こないだから作ってたタイマーリレー装置の基盤をエッチングで作って簡単にできるようにしたいと思っています。

あっ、夜、しずくさん差し入れのスイートポテトを仲間で食べました。甘さを抑えてとてもおいしかったです。

  
久里浜日記6月6日

今日もゆっくりとした日曜日。館内の人影もまばらです。大森さんは1時間かけて書いたRESが飛んでしまって、怒って散歩に行き、私は部屋の整理をしかけたものの眠くなってうとうとし始めてました。

と、館内放送で「ご面会です」あれれ、と下りていくとYOSSYさんとTAKEさんが「秘密兵器」持参でやって来て下さってました。
残って居た教育工学コースの者が集会室に集まってYOSSYさんにデモをしていただきました。

プログラマブル・ナントカ。いやあなかなかすごいもんです。小さな入力装置で簡単に回路を設定してやるとパソコンからの簡単な出力によって接点をつないだり離したりします。またカウンターやタイマーも設定できます。TAKEさんと一緒に使い方を考えてはるみたいですが、やはり病院などの信頼性が必要とされるところで役に立つんでしょうね。やっぱりあんなの私たちの周りにはありませんから教えても
らわなきゃ存在すら知らないままで過ぎていきます。紹介していただいてありがとうございました。
説明して下さっているのをビデオに撮ってる研修生もいました。

くっつける基盤を蛇の目基盤(フッフッフッこんな言葉を覚えたのだ)で作ってはりましたが、配線がきれい。やっぱりプロですね。

後、私のつくったものをいろいろ見ていただきました。空中配線の飛び回っているリレー回路はやっぱり作り直した方が良くて、反転回路でおもちゃを動かす場合は簡単にはリレーを使えばいい、といろいろすぐに役立つことを教えていただけました。

(kingstone・何かを持って来て下さったわけですね。プログラムを入れれば回路ができちゃう、という。なんせ登場人物はみんなそっち方面のおたくですから。)

昨日のしずくさんといい、YOSSYさん、TAKEさんといい、確かに横浜や戸塚・藤沢だから近いと言えば近いのですが、それでも車で1時間はかかる距離だと思います。ほんとにどうもありがとうございます。

夕方からはMSXのソフト目録を作るべく研究室にこもっていました。こいつは本当に時間勝負。夜の9時前までかかってFD11枚分の目録しかできません。まだまだ道は遠い。


久里浜日記6月7日(長いよ)

文責はKING STONEにあります。

午前中は福井大学助教授、松木健一先生の講義がありました。題は−特殊教育用の教材プログラム−ということでしたが・・・・

内容

前置き。
1.私は (教育において)プログラム(教育過程を含めた広い意味で)を作っていいのだろうか。そこで悩んでいる。
2.私は重度の知恵遅れの子供に対しての話になりやすい。

本論

1. パソコンで何ができるか。何でパソコンを使うのか。
言葉を含めた信号。

信号 ※自成信号 意図的に発していないが受け手
−−−−− が何か行動するような信号。赤
| | ちゃんの最初の頃の泣きなど。
自成信号 構成信号 ※構成信号 人間が意図的に作ったもの。
−−−−−−− ※象徴信号 絵とか手話の一部のように誰が
| | 見てもそのものといったもの。
象徴信号 型弁別信号 ※型弁別信号 型で弁別する信号(アセ)
−−−−−−− ※形態質信号 人間が勝手にこれは○○を表
| | すと決めたようなもの。アイコン
形態質信号 分子合成的信号 など。
※分子合成的信号 「り+ん+ご」でりんご
を表すようなもの。
人間は左上から右下へ向かって発達していく。パソコンは右下から左上に向かって進歩していっている。例えばキーボード入力などは分子合成的だしかなりむつかしい。やっとアイコンなどで形態質的になってきたところ。ワンスイッチなどは形態質か。
仮名を覚えたりするのは分子合成的。子どもはそれよりも言葉をかたまりとして覚えている。
子供の発達段階を考えると子供が最初は喜んでくれてもすぐにあきたり、むつかしすぎたりするのも当然かもしれない。
認知力を高めるとか、文字を覚えるとかは無理があるのではないか。人と関わるために、それを楽しむためにあるのではないか。

2.プログラム(広い意味での)を作ること。
ある、医学的には盲だが見えているかもしれない子への指導の事例。見えているかもしれない、ということで色の弁別、型の弁別をやらせたところ進歩していった。ところが字の学習につなげようとしたところで方位が問題になった。(上下左右)いろいろ分析してやってみたがうまくいかない。結局一緒におかしを買いに外へ出て、その場所を覚える、その場所をその時に写真に撮り、それをその場で確認するようにした。そうすると写真の向きに気をつけるようになった。
現在注意を集中すると1.0くらいまで見える。(しかし注視することをやめると盲の状態となる)
こちらは教えようと思っていろいろ分析するが、分析して整理するだけでは身につかない。
ある子に「自転車」「三輪車」の区別がつくことは意味がない。その子にとって三輪車だと棚の上のお菓子を取る台になる!(意味の発見)があった時に身につく。

3.(人〔子どもをふくめ〕)ぜんぶひっくるめて関わっていくこと。
子どもとの関係がうまくいかい時、それは大事な公理を忘れていることが多い。例えば・・・
公理1
人は生まれながらにしてわかろうとする存在である。

・ 筋ジスの子とのつきあいの中で「算数を教えて何になるのだろう。こんなことやめた方がいいのではないか」と思ったことがあった。もっと楽しいことをやればいいのに。しかし考えてみると「わかる」以上に楽しいことがあるだろうか。
役に立つ、立たない、でなく「わかりたい」ということを大事にしたい。

公理は他にもたくさんあるだろう。

(KING STONE・・・ここで惜しくも時間切れとなりました。惜しくも、と書きましたがほんとうに講義が終わるのが惜しい感じでした。そこんとこ、上の文でうまく伝えられていないのが残念です。すごい拍手がまきおこりました。
私はこないだから「講義をするは難しい。受講生のニーズは十人十色だし。私などは理論はいいからパソコンでの実践の話や自分の課題解決のための実習をもっとやりたい・・・」なんてえことをもっと長々と書いてアップしようとしてました。
 しかし今日の講義を聞いて、そうじゃないんだ、ということがよくわかりました。松木先生はパソコンの話なんてほとんどしなかった。そしてどちらかというと実践でなく理論の話も結構多かったのです。でもその理論も「大学にいるより養護学校にいる時間の方が長い」という実践にうらうちされたものであるわけです。そしてそれはたぶん研修生すべての心を打つものでした。
お話をうかがいながら私は私の関わってきた子の誰かれのことを思い浮かべ「ああ、ここんとこはすげえ勘違いしてたんだな、ここんとこはそう間違っていなかったんだな」なんてえことを考えていました。面白かったのは、他の研修生でも同じようなことを言ってる方がおられました。)


午後。
−特殊教育における情報機器を活用した指導事例−
神奈川県立教育センター部長
坪田隆夫

アップの許可もらってなかったな。教材のビデオを見ました。


ハリマオさん。資料やっと今日郵便局から送ったよ。

MSXのソフト目録、ぼちぼち作ってます。

posted by kingstone at 06:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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