※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年05月01日

久里浜日記1993年 5月27日〜29日

久里浜日記5月27日



いつものことながら文責は私KING STONEにあります。

さて今日は松本先生の拡張入力装置の制作実習及び紹介でした。

まず作ったものはMSX用のジャンクションボックス。(外部スイッチでいろいろな命令を送ることができるようにするインターフェース)前に私の作ったものは単純にコネクタの線を引っ張ってきただけで6組みのスイッチがついてるだけでした。今回のものはコンデンサーなどを使って10組みのスイッチがつけられるようになっています。すごいなあ。

 さて他の拡張入力装置です。
 まずいろんなスイッチの紹介。

次にキーボードエミュレータ。これはわかりやすいですね。PC98にMSXのジョイスティックをつけることができます。ということはジャンクションボックスをつけると他のスイッチをつけることができます。するとゲームを操作したり、教材ソフトを操作したりできます。

次に出てきたのが、マウスコネクタから3点分の入力用の線を出してきて3点スイッチをつけるもの。(NECの公式マニュアルには2点分しか出てこないそうです)

それからFM音源ボードのDサブ9PINにジョイスティックをつなぐ。これはもう改造なしでそのままできちゃう。

それから98のタッチスクリーンはボードを入れる必要があのですが、これはもともと画面をX軸Y軸で認識しているわけですから、そこのDサブ9PINでアナログ入力ができてしまう。例えばモーターつきの車のおもちゃを動かすと電気が出てきます。それを入力するとパソコンがその車の出す電気の大きさに応じて音を大きくしたり小さくしたりすることができます。

これらのものを使って学習ソフトの上で上下左右を選択したりずることはまあわかります。
で、ここからがようわからんのですが、ソフトでいろいろ操作するとキーボードマクロができて、子どもに少ないスイッチでMIDI(例えばミュージ郎)で音楽を選択させて演奏させる、なんてことができます。

うーーむ、消化不良だあ。

えーと、ハリマオさん。
用件の点、OKです。
注意点は出典を明記すること。
松本先生は「ソフトをQ−BASICに移植するのはかまわない」「名前は出さなくていいよ」とおっしゃってますが、やっぱりもとは松本先生が作りはった、ということはちゃんと書いておく方がいいでしょうね。
私も今、BASIC超初心者講座でしごかれてます。ハリマオさんの講座楽しみにしてますよん。


久里浜日記5月28日


今日は午前中、教材の使用についての話でした。総花的なものでなく、一人の児童についてどう考えて教材を組み立てていったか、という話でした。そういやアップの許可を頂かなかったので内容はパスね。

午後は帰省するために講師の先生にお願いして休ませていただきました。しかし途中で秋葉原に寄って、いろいろ部品を買って来ました。何度か行ってますが、秋月電子って安いのねえ。抵抗が袋入りでたーーくさん入って100円とか、ICの7805が50円(おーー、おたくの世界だ・・・・どっぷりはまりそう・・・)だとか。大森さんは「(大阪の)日本橋より安くない」と怒ってはりましたが、私にゃまだ比較するだけの知識がない。YOSSYさんに教えてもらった(横浜の)エジソンプラザ(あの2階全体を総称したものなんですね)の方が落ち着いては買えますが、やっぱり安いのは秋葉原なんでしょうね。あの人波を見るだけで疲れそうです。

しかし・・・教育工学コースは午前・午後の講義、夜の自主研修講座、それ以外に夜や朝の議論。隙間を見つけて自分のソフト作り、ともう忙しくて忙しくて。しかもやたら固まって行動したりワイワイ言ったりするから異端視されてます。コース別ソフトボール大会というのがあったんですが、声はかけられたものの、今いちみんな乗り切れなくて結局教育工学コース抜きになりました。またこないだ廊下が話してた女性たちの会話

Aさん「○○××・・・」
Bさん「それじゃまるで教育工学コースじゃない」
AさんBさん爆笑。

(kingstone注・昔も今もと言うべきか。やっぱりおたくとして馬鹿にされている感じ?まあおたくには違いない)

しかしそれにもめげず、他のコースの人と交流したい、できればお互いによきものを伝えあえたら、とMIDIコンサートに声をかけたり、特総研のソフトの紹介をしたり、シンポジウムを企画しよう、としてる元気のいい人たちがいます。

私なんかの能力では自分の課題をこなしたり、詳しい人に教えてもらうのに精一杯でなかなかそこまで頭が回りませんが、できる範囲で協力していきたいと思っています。

ふふふ、この文書は大森さん同様にFMR−CARDで新幹線の中で打ってます。
しかしモデムを久里浜に置いて来てしまった(アセ)どうしよう。義弟のとこからでもアップロードしようか。

>KINTAさん
7月の頭だっかか6月の末だったかの実地研修のおりにまた府中に行かせていただきたいなあ・・・と大森さんともども思ってます。私は個人的にはMACでの実践が見たいなあ。何曜日だったら見れますか?

>YOSSYさん
YOSSYさんとこにも行ってみたいね、と大森さんとも話してはいるんですが・・・

>TADさん
読んではるかな?TADさんも横浜でしたね。ひょっとして6月12日の大岡山のオフに来はりませんか。

>◯◯さん
ごめん。今回はそちらの肢体不自由特別支援学校には行けないかな、と思ってます。実地研修の時間は時間割りにあるのですが、こないだ行ったたーさんとことTAKEさんとこのことをまとめたり、ソフトを作ったりするのに時間がかかりそうで・・・


久里浜日記5月29日


今日は私の勤務校(肢体不自由特別支援学校)に行ってきました。クラスの子どもたちやお母さん、先生方の写真を撮ってきました。これをハイパーカードに入れて教材にするつもりです。その後ちょっとした事務仕事をしようと思っていたのですが、結局いろんな人といろんな話をしていて気がついたら「もう学校閉めるぞ」という時間になっていました(アセ)

でもね、やっぱり事務仕事するより子どもの話をしたり、教材の話や授業の内容、はたまたパソコン通信の仕方、パソコンの活用方の具体的な話をしてる方が楽しいなあ。もちろん事務的な仕事も大事なのですが、ついつい後回しになってしまう。もう内地留学の期間は事務仕事をするのはあきらめようか、と思っています。

PEACHさんともいろんな話をしてきました。

今年、タイガー君を担任してはる先生がKidPixを見て「タイガー君に使わせてみたい」とおっしゃったそうです。でも「MACの始めかたと終わり方がわからない」と言うのでPEACHさんが「じゃあつけっぱなし(起動しっぱなし)にしておきますし、電源も切らなくていいですから」と言ってセッティングしてあげて使ってもらったそうです。

タイガー君はやる気まんまんですが、いかんせん手の動きが不自由。ドラッグなんてできません。そこでマウスの上に消しゴムをおいてその上からテープをはってドラッグができるようにしたとか。(つまりクリックボタン押しっぱなし状態)うーん、工夫だなあ。ただしこれでは好きな時にドラックをやめることはできませんよね。

とりあえず久里浜で修理したタッチウィンドウを急遽送ることにします。タッチウィンドウをディスプレイに固定するのではなくて、タイガー君の手元に置いて使ってみたらどうか、と思っています。

> PEACHさん宛に送るね。

とにかく入力装置に工夫しなけりゃいけないことは確かですね。

それから数字の勉強などもタイガー君は「1」を提示しても喜ばない。ところが「(当時阪神にいた)オマリーの1」と言うと大喜び。もちろんこれは字としてのもので量についてはまた考えないといけないでしょうが、とりあえず彼の興味のあるところから教材が考えられないか、と思っています。題して「タイガースでいこう!」。参考資料に「月刊タイガース」を本屋さんで買いました。これの写真をスキャナーで取り込もうと思うのですが、どうもいい写真が少ない。オマリーがホームランを打ってる写真だってボケてるんだもん。もっといい写真のっけてよ>「月刊タイガース」

そういや誰か今年の選手の背番号が全部出てる表を持ってませんかね。確か野球を見に行ったら球場で200円くらいで売ってたと思うのですが・・・別にどんなもんでも構いませんが。なんせ私も選手の背番号なんて知らないんだもん。覚えてるのは亀山の00くらいです。

それから新人さん用にWTERMのセットアップをしてきました。彼は確か98NSだったかで、HDD無しです。でFDで使えるようにしてきました。ところでその後私の98のオートパイロットがおかしくなってしまいました。オートログインした後でマクロを読みに行く時にHDDでなく、FDDを読みに行ってしまう。この時FDDにFDが入っていないと「ドライブの用意ができていません」で止まってしまう。でその時にFと入力するとまた動きだす。FDが入っている場合は必要なファイルがありませんからその後HDDを読みに動いていきます。

実はこの現象は自分でセットアップした時にも起こっていたんです。で、大森さんのWTERMに全面入替えして直っていたもんなんですが・・・・
マクロを読みに行くのもちゃんと A:\WT\MAC (HDDの中)と指定しています。いったいこれは何なんでしょうか??
それからパスワードを設定した後、ウィンドウを閉じると次からはパスワードは見えないようになっていたのが、昨日からは見えるようになってしまった・・・・これまたわけがわからない・・・・

     金沢に向かう「雷鳥」にて KING STONE
posted by kingstone at 07:29| Comment(4) | TrackBack(0) | 久里浜日記1993年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
「WTERM」懐かしいですね。私がパソコン通信を始めたときのマシンは初代ダイナブック(J-3100SS)で、やはりWTERMを使ってました。モデムは2400bpsでしたからね。まだ20年たっていないのに処理能力やインターフェイスは大きく様変わりしました。
 でも学校での利用に関しては...?
Posted by もずらいと at 2011年05月01日 19:41
もずらいとさん、どうもです。

|学校での利用に関しては...?

このあたりどうなんでしょうね?
もちろんパソコン通信の時代じゃないですし、携帯メール、電子メール、Twitter、mixi、Facebookなどいろいろ使うものも変わってきたのじゃないかと思います。

私が導入についてのプレゼンをしたころ「あんなものは人間性を破壊するから使っちゃダメ」と言ってた方々、「現在携帯メールも使ってないですよね?」って問いたいと思います。

もちろんネットリテラシーとか、ネチケットの教育は必要だと思いますが。
Posted by kingstone at 2011年05月01日 20:19
 インターネットだけがこの20年間の確実な変化でしょうね。そのネットですら、自治体によっては過剰制限がかかっていて、ブログや掲示板の類は全て見ることができないとか、「インターネットって不便なものなんだ」という誤学習を進めている所もあったりしますけど(笑)。ですから、そういう自治体では「携帯メール、電子メール、Twitter、mixi、Facebook」は学習の手段としてはみんな禁止です。

 「あんなものは人間性を破壊するから使っちゃダメ」という先生が使うと確かにそのとおりになりそうですから、ある意味間違ってはいないのかもしれません。「情報教育」から「コンピュータ利用教育」になって今では「ICT利用教育」と名称は変遷しましたが、教える人間の意識が変わっていなければ今でも「人間性を破壊する」ような授業をされると思います。

 FEDHAN時代に書きましたが「白痴」「異常児」と呼ばれていた時代の教育実践と「気になる子」と呼んで行う実践で後者の方が質的に高い保障は何もありませんから。一時「これからは教え込むという『指導』ではなく、子どもに寄り添う『支援』だ」などといって、小学校でも「学習指導案」が「学習支援案」なんて言い換えられた時期がありました。で、「体罰」を隠語で「厳しい指導」というのですが、「指導より支援」を強力に主張される某養護学校の話で、そこの教育実習生だったことのある新採教員が「○○先生は『厳しい支援』で有名です」というのを聞いたときは吹き出しました。

 タッチパネルも入力支援機器も1993年よりはよほど一般的になりましたが、いまだに知的障害児教育でも肢体不自由児教育でさえ「普及」には程遠いのが現状です。「普及」と呼べるのは上に述べた「インターネット」だけですね。さすがに、修学旅行の事前学習でネットを使わない学校はほとんどないでしょう。
Posted by もずらいと at 2011年05月01日 20:40
|そういう自治体では「携帯メール、電子メール、Twitter、mixi、Facebook」は学習の手段としてはみんな禁止です

げっ!そうなの・・・

|体罰」を隠語で「厳しい指導」というのですが

爆笑・・・しちゃいかんのだろうが・・・

Posted by kingstone at 2011年05月01日 20:55
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