私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年02月19日

この行動はここまでできます、という評価表 IEPとその結果の評価

 大昔の話です。
 
 特別支援学級にいた頃。


三年次終了

 みなさま、こんにちは、◯◯です。

 今日は終了式。


 一年の最後の日は毎年、特別支援学級担任、交流学級(親学級)担任、介助の先生の3名に、□□が今年描いた絵の良いのをピックアップして綴じ、お手紙を添えてお渡しします。

 □□は、PCで絵を描くとき、人に見られるのを嫌がります。

 「見ないで」「ひとりで」

 それでも、しつこく見ていると、パッと削除してしまいます。

 悲しいくらい未練なく消してしまうので、もったいないと思い、□□が絵を描いているときは、そばにいないことが多かったので、この「ヒヨコシリーズ」も、ほとんど見たことかないものばかりでした。

 日にちを追って見ていくと、卵からヒヨコが生まれる期待、生まれなかったときの悲しみ、再チャレンジの今度はヒヨコになるゾ!といった□□の気持ちが、「ヒヨコの絵」で現れています。

 □□の言葉がそこにはありました。

 今年の□□のエピソード、全部に共通するのが、「自立への想い」。
 それは、私をとまどわすくらいたいへんだったけど、でも、どれもこれも、□□の成長の姿でした。

 「通知票」に記された特別支援学級担任の言葉「まさに、9歳の壁を越えようとする激動の一年だったと思います」

 でも、いろんな出来事が起こったけれど、深刻なことは、それほどありませんでした。その理由は、たぶん、□□の人への関心の希薄さが関係していると思いました。

 友達を意識するようになったのも、3年生からですが、それは、頼み事をする、もう一回誘ってもらう、手伝ってもらうというような場面に限ってです。

 「友達の名前を呼ぶ」の取り組みに入ってからも、写真や欠席表で何人かの名前を覚えましたが、心配されたよけいな場面での連呼はありませんでした。
 
 先日、あるところで

「自閉症の人に、誰でもとやりとりするように、教えないように。なぜならば、それができるようになったあと、この人にはOKだけど、あの人にはダメという人との距離を計って会話することを覚えることが非常に難しいから。だから自閉症の人には、点で会話スキルを教えて、その点の数を多くするというのが、良い方法です」

と教えてもらって、これまで、私が□□に

「誰にでもやりとりする」

ということを、あえてと意識してこなかったことが、今、身を助けることになっているなあと思いました。
 
 3年生の作品と一緒に、介助の先生が作ってくださった行事のプログラムが入っていました。
 「二学期終業式」「児童集会(ミニ運動会)」「土曜ふれあい」「もちつき大会」「地震避難訓練」「国際理解(モンゴルのお話)」などなど。

 本当にたくさんの行事。その一つ一つのプログラムすべてに、番号がふってあり、線で消してあります。

 □□は、こういう援助のおかげと、そして「わからなければ、自由帳にお絵かきをしていれば、いつか終わりがくるんだ」という自分なりの見通しで、ほとんどの行事に参加できるようになりました。

 けれども、これは、わからなくてもおとなしく参加できるからいいんだではなく、もっと□□がわかってできる活動(個別に生活に役に立つこと)を、増やしていく必要があるということの現れです。
 4年生以降のテーマでもあります。

 どんどん大きくなる□□。何が必要で、何が必要でないかを、もっとよく考えていかないとなあと思いました。

 介助の先生とは、今日でお別れ。でも、またひとり理解してくれる人ができた。そう思うことで、寂しさを喜びに感じることができる。そうして、これまで、5人の介助の先生とお別れしてきました。△△先生は、6人目。

 □□は、たくさんの「愛」に「出会って」きたのを実感します。

 特別支援学級担任はお礼を言いました。

 IEPも3人分戻ってきました。パラッとめくっても、苦手なところと得意なところが一目瞭然。
 1,2年次に比べると、その差が、はっきりしてきたような気がします。
 本当に、4年生からの課題作りが、課題だなあ。

 いろんなことあったけど(ほんまあった!)、「なるようになる、なるようにしかならん」という感じの□□の3年生でした。
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 ◯◯さま、こんにちは。AAです

 皆勤おめでとう!
 今日が終了式だったんですね。
 BBは月曜日です。

 ひとつ質問いいですか?

>  IEPも3人分戻ってきました。パラッとめくっても、苦手なところと得意
> なところが一目瞭然。
>  1,2年次に比べると、その差が、はっきりしてきたような気がします。
>  本当に、4年生からの課題作りが、課題だなあ。

 3人分って、特別支援学級担任、交流学級(親学級)担任、介助の先生ですか?
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 AAさま、こんにちは、◯◯です。

>3人分って、特別支援学級担任、交流学級(親学級)担任、介助の先生ですか?

 ハイ、別々に、相談なしに、つけていただきます。強制的???

 毎年してますから、□□の関わる先生として、避けて通れない道なのだ。
 恒例の行事サ!

 ちなみに、いろいろなところで、意見の分かれるところですが、

         特別支援学級担任  交流学級(親学級)担任  介助員

・帰りの用意ができる… 自立(100%)  説明(40%)  手がかり(70%)

・10000までの数がわかる…自立(100%) 説明(40%)  手がかり(70%)

・伝言ができる…    説明(40%)  手がかり(70%) 全介助(0%)

 など、3者のレベルのわかれるところはたくさんあります。一致するところの方がむしろ少ない。

(kingstone注・縦軸と横軸の見方がいまいち私にはよくわかりませんが、「□□君について、『〜〜できる』について自立して(声かけなど無しで)できるか、声かけがいるのか、指差しなどがいるか、について評価した記録が書いてある、ということは確かでしょう。ですからここでIEPと言っているものは、年度始めに「こういう行動をする」という項目を多数出し(これはIEPと言ってもいいもの)、それについて「どういうふうにできたか」を記録したものが返って来た、ということでしょう)

 こうなると、さて、真実はどこだ?

 まあ、その人とのつき合いの濃さが反映していると言えます。

 15の教科(テーマ)で、247項目ありますから、先生によっては、記入ができないところもありますから、白紙のページもありますが、わかる範囲で記入をお願いしています。

 3年になって、専科の先生が担任しているところ(音楽、習字)は、専科の先生がつけてくださってました。

 ありがたいことです。
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◯◯さま、どうもです。AAです。

>  ハイ、別々に、相談なしに、つけていただきます。強制的???
>  など、3者のレベルのわかれるところはたくさんあります。一致するところの
> 方がむしろ少ない。
>
>  こうなると、さて、真実はどこだ?
>
>  まあ、その人とのつき合いの濃さが反映していると言えます。

 うーーーん、
 すばらしい!

 そうよね。3人3パターン。
 厳しさ、甘さが出てきますものね。

 今のところ特別支援学級担任のみにお願いしていますが、次年度はチャレンジしてみようかな?(今の特別支援学級担任、BBにちょっと甘いかな、、。)

 目から鱗とはこの事やね。

追記
 247項目と言われると、特に初めて特別支援教育に関わることになった担任など、ひえ〜〜、と思うかもしれません。

 しかし、1年生から始めていて、この場合は項目の中の行動も練り上げられている、と考えていいです。その場合、逆に教師にとって「ここまでしかしないでいいのか」「無茶なことを要求されているのじゃないのや」と安心でき、楽になることができるのです。

 基本はまずお子さん自身が楽になること、そしてそれは保護者も教師も楽になることなのです。
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