私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2011年01月07日

引っ掻き行動を無くす(良い行動を伝える ×には○を)

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。

※ある方の例ですが、長く引用します。

 AAくんのどうしてもとめられない問題行動、「ひっかく」ことへの対応をどうしようか、考えています。

 頻度はそれほどではなく、数ヶ月間ないこともあるし、月に数回のこともあります。
 それでもあることに変わりはないので、悩んでいます。
 その時のAAくんは、「解っているけど感情が抑えられない」というような状態です。
 その感情を自分で抑えられるように、「動機付け」をしていきたいと思いますが、
 「○○しなかったら、△△」というのが、難しい(;;)

 昨日、おやつまで待つのに、「タイマーをかけて」といつものように要求してきました。
 タイマーがなるまでおやつが手に入らないことが解っていて、押さえられなくて、ひっかき攻撃を始めました。

 今が「→」の意味を理解してもらえるチャンス!!と思い、「ひっかき→おやつ×」と「ひっかき×→おやつ○」カードを目の前で作りました。作っている最中にカードの意味を理解したのか、攻撃が収まり、AAくんが「ひっかき×→おやつ○」のカードを何回か示して要求してきました。

 ・・・・それにどう対応しようか、我慢できたから「おやつ○」にしようか、確実に理解させるために「ひっかいたからおやつはなし」を通すか・・・ここですぐ「おやつ○」にしてしまったら、「ひっかいても、やめたらすぐにおやつ○になる」と思うかも・・・
と、悩んでいる間に、AAくんがおやつをあきらめて、好きな物で何もなかったかのように遊び始めました。

 ご褒美シールシステムの理解をさせたいのですが、「しない→シール→ご褒美」という複雑なシステムの理解はまだ無理です。まず「○○したら△△」を理解するために「→」の意味を理解させたいのですが・・・

昨日のこの「罰を与える」対応が吉と出るか凶と出るか・・・
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 この対応は「罰を与える」ではなくて「もらえると思っていたものがもらえない」で何か応用分析の言葉があるんですよね・・・忘れた。でも保護者の思いとしては「おやつをあげない→ひっかき行動が減る」を期待しているのだから「罰」という言葉で間違いないのか。

 で、このあとみなさんのレスは

「罰はいや」
「罰を与えられると私ならグレちゃう」

とかいうのが続きました。

−−−−−−−−−−−−−−−
 「ひっかいたら、おやつなし」という罰を与える対応の続きです。

 AAくんのひっかきに対して、「おやつなし」の罰を1回しましたが、その後すぐ、ご褒美に変更しようと、お約束シートなるものを作り、「怒ったときに、人をひっかいたり噛み付いたりせず、ちゃんとタオルを噛み噛みしたら、夕食に、塩こぶと目玉焼きがつきます。」というのを壁に貼り付けました。

 なかなか出番がなかったのですが、昨日、パパの「抽象的・否定的・聴覚的」な対応に、久々にAAくんのひっかき攻撃が出ました。お約束シートの出番!!と思って、AAくんをシートのところへ連れて行き、「これ」と示してみました。

 AAくんは・・・自分の座椅子の所においてあるタオルを取りに行き、そのまま座椅子に座り、タオルを噛み噛みするパフォーマンスを私に見せてくれました。まるで「ほら、見て、約束どおりにしてるよ」と言っているような感じでした。「うんうん、○」とそれで正しいことを何度か伝えると、なぜか・・・笑顔でタオルを噛み噛み(--;)

 いつも、ひっかきが始まってしまうと、噛み噛みタオルを渡したぐらいでは、なかなか納まらなかったんですが・・・・これほど効果があるとは思いませんでした。(^^ゞ

−−−−−−−−−−−−−−−
 kingstoneです。

> 「うんうん、○」とそれで正しいことを何度か伝えると、
>なぜか・・・笑顔でタオルを噛み噛み(--;)

すっごーーい!!
 
 えーーっと、□□さんて1月の研究会の報告者でしたっけ。
 (研究会の詳しいことは私の頭に入ってない・・(アセ))
 素敵なお話が聞けますね(ニコ)

追記
 「叱る」か「褒める」か、という問題でもなさそう。

 「この行動は(私は、とか、社会的に、とか)困るんだよ」「この行動はいいんだよ」を伝える、ってことですね。応用行動分析で言うと「対立行動の分化強化」

 「×には○を」はこの頃、あれこれやっている仲間の中では常識になっていました。私だと

泣いた自閉症児が笑った話
http://ameblo.jp/kingstone/entry-10483148736.html

効果が無かった(?)話
http://ameblo.jp/kingstone/entry-10483157786.html

パンツをはいたままおしっこする
http://ameblo.jp/kingstone/entry-10537105914.html

 で、それを商品化してしまったものがおめめどうの「○×メモ帳」

$kingstone page-○×メモ帳

「○×メモ帳と説明すること」おめめどうの「ダイレクトセールス in 明石 魚の棚」11

 これは使ってみるとハルヤンネさんいわく「人生変わる」ほどのもの。(もちろん、お子さんに○だの×だのがわかってきてる場合ですけど)しかし、それでたくさん使っているうちに、使っている人が「あれ?そんな使わなくていいやん」ということを考え始める、と書いてはります。そう

「こういう場所ではこうする」
「こういう理由でこうする」

と肯定的に伝えるだけですむようになる。そういうことだと思います。

posted by kingstone at 07:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック