8時にNHK教育にチャンネルを合わせたのは「面白いものを求めて」か?義務感みたいなものでか?まあよくわかんないけどチャンネルを合わせました。私自身は難聴もあってか、あまりお笑い番組が楽しめないから見ないのですが。
一目見て、あ、やっぱりスペシャルやから力入ってる?何かCGとか音楽とかも華やか。いつもより目を引きつけられるのは、単に予算が多く使えたからか、鈴木おさむさんが噛んでるからなのだろうか。さすがプロというかカンニング竹山さん・松野明美さんは視線を引きつける。
一緒に見ていた妻曰く。
「玉木さん(脳性マヒ当事者)滑舌が良くなってきたんちゃう?聞き取りやすくなってる」
「この番組『腫れ物に触る』感じがなくてええ企画ちゃう?」
最初のコンビ、ゆうじさんの発音。
私と妻はわかりませんでしたが、なぜか息子はわかった。若いから耳がいいのかな。
「脳性マヒブラザーズ」
A「風邪だと思うんです」
A「手が動かない」
A「しゃべりにくい」
A「体が動く」
B「あなた脳性マヒです」
文では伝えにくいけれど、これは笑ってしまった。何か「不覚にも笑った」という感じ。
「炭水化物」健常のヘルパーさんと聴覚障害の人とのコンビ
やり始めてすぐにヘルパーさんの方が台本を飛ばして(忘れて)しまう。まじに失敗して泣き出してしまい相方(障害のある方)が抱いてなぐさめる。
この時なのか、ひょっとしたら脳性マヒブラザーズの終わりあたりからか、涙が止まらなくなってしまった。何でだ?で泣きながら笑ってました。
このコンビまでで私の中の感情のエネルギーは尽きてしまったみたい。後は惰性で見てました。
最後のザブングル加藤さんのどっきりは、脳性マヒで言葉の聞き取りにくい坂出さんと二人きりにさせて坂出さんが無茶ぶりするというもの。う〜ん・・・これは別に「こういう状況にするから撮ってるよ」と言ってドキュメンタリーにする手もあったかなあ・・・やっぱりどっきりって好きじゃないなあ。
最後SHOW-1グランプリは「脳性マヒブラザーズ」が取ってましたが、妥当なとこだなあ、と思いました。
途中、解説だとか議論だとか挟んでたけど、1時間番組にしてお笑いだけで突っ走っても良かったかもしれない。
でもって、司会の山本シュウさん、周囲のテンションに負けないためだろうけど、ずっと声に力入れすぎのような・・・
しかし自閉症やアスペルガー症候群の人(ってひとくくりにできないくらいいろいろだけど)で、こういう番組に出る人はいるかな?駄洒落が好きで、よく言ってる人には合ったことがあるけど、こういう番組に出てまで笑かしてやろう、って人は少ないかな。
バリアフリー・バラエティ2時間SP「笑っていいかも!?」鈴木おさむさんが噛んでる
追記
カンニング竹山さんのコメントがいちいち的確ですごいな、と思った。あれって台本なしでその場で言ってんだろうか。あったとしてもすごいなあ。と思ってたら下記のTogetterを見つけました。竹山さんの発言も記録されてた。
「同じ芸人の立場から言わせてもらうと、お前ら汚ねえよ!どれだけ武器生かしてんだよ!」
ETV NHK教育 「笑っていいかも」 私的抽出
追記
タブーを笑え! 笑う障害者たち
中に「脳性マヒブラザーズ」の動画がありました。著作権にうるさいNHKがどこまで公開させてくれるか・・・
こんなのもありました。
NHK教育 障害者による障害者のためのバラエティ番組「笑っていいかも」がマジキチすぎワロタとネットで話題!