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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年11月09日

竹田契一先生のLDについての講演

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。



 kingstoneです。

 大阪の近特連に行って来ました。
 なんとあの大人数の中で○○さんとエレベータで遭遇しました(ニコ)

 定期検査が終わってから行ったので、シンポジウムは終わりかけでした。
 萩の杜の松上さんの提言は聞きたかったな。

 分科会は私はLDのに出ました。でもって相棒はADHDね。通常校に来るとやはりそこらへんのことが大問題だというのもあります。結局のところ私はいつだって目の前の子どもとのやりとりを何とかしたい、ということでその場その場で勉強してます。

 それと情緒障害教育分科会(つまり自閉症関連)の発表題目を見て、もうひとつそうだな、と感じたこともあります。(実際は素晴らしかったかもしれない)

 でLD分科会ですが、めちゃ刺激的やったです。

 竹田契一先生がまずLDについて概論。

 昨年か一昨年聞いた時はまずつかみとして
「ゆっくり教える。簡単なことを教える。繰り返し教える。こんな指導はやめて下さい。認知の障害なのですからそれに合った指導をして下さい」とおっしゃって、そこまで言うかあ・・・言い過ぎちゃうかあ、と思っていたら今回は

「LDじゃないかな、と思ったら、まずゆっくり教える、簡単なことを教える、繰り返し教えるなどもやってみて下さい。これで3割は効果があります。で、そうやって時間を稼いでおいてWISC等をやってその子の認知特性を把握し、効果的な方法を考えていって下さい」

に変えてはりました。うん、その方が実際的やな。以前のはつかみとしての衝撃性はあるけど。

 でね、こないだの佐々木先生の話じゃないけど、LDと他障害との関連の話もあったし、でまた自閉症のお子さんのことと重なる部分がばんばん出てました。で竹田先生自身もそのことは言ってはりました。また

「私たちにとって常識はLD児の常識ではありません」
「LD児にとって日本語は我々にとっての外国語みたいなもんなんです」

なんてどこかで聞いたようなフレーズが・・・

 でね、シンポでも話があったのだけど、分科会では高槻の先生から報告がありました。高槻って先日、「自閉症児にはTEACCHでいく」と12人の教師を選抜して研修させている、という話がありましたが、LDに関しても「高槻市LD支援ネットワーク」というのを作っているんだって!!

 各校で「校内支援システム」(実は校内就学指導委員会だからどこの学校にもあるものを利用しているだけ・・・私の学校でもやろうと思えばすぐできる)を作る。

 小学校と中学校の教師で61校中93人で「LDプロジェクトチーム」というのを作っている。ここに校内支援システムからも出てくるわけね。

「高槻市LD連絡会」はプロジェクトチームと大阪医科大小児科・高槻市保健センター・就学前施設の人たちがやってくる。

でここらと教育委員会が連携してやってる。保護者と教師のための研修会もやってる、と・・・。

 うーーん、高槻恐るべし。

 ところで質問・協議の時間に姫路の小学校の先生が「今度入ってくるLDの子のことがよくわからないのだが」という話をしはったのね。そしたら竹田先生

「姫路というのは実はこの辺りではちょっと特別な地域です。というのもルネス花北がすごくしっかりしている。鍋谷先生がちゃんとやっている。だから就学前の子どものデータがきちんと出ている。なのに、小学校の先生が「わからない」というのは実はルネスの人にとってすごくショックな話なわけですよね。つまり必要な情報が届いていないというわけです。でですね、もちろんそういうことはあるのだから、まずルネスと連絡をとって会ってみるところから始めたらいいのですよ」

とおっしゃり、高槻の先生も「実はそういうところから始めたんです」とおっしゃいました。すると姫路の先生「なかなか行政とかで難しいことがあるみたいで・・・」そしたら竹田先生

「そうそう。そういうこともあるでしょうね。で、そういう場合はあなたでは難しいかも。そういう時は親の会の出番ですね。実は誰とは言いませんが高槻は行政のある人がえらかったんです。その人は現場の足を決して引っ張りませんでした」

 笑・・・

 そこまで言うかあ。

 ところで、事例で発表された中には実はアスペルガーちゃうかあ、というのもありました。また最後の質問をされた先生

「担当している子がわがままで。またすごく好き嫌いがあって・・。でまあ結局言うことを聞いてしまうんだけど、この間、「大きくなるために食べなきゃね」と言ったら家で「ぼくは大きくなりたくないから食べません」と言ったんです。ほんとこの子のわがままとどう付き合って行ったらいいか悩んでます」

とおっしゃったのね。そしたら竹田先生
「実はこの分科会の間中言おうかどうか迷っていたことがありました。そのお子さんの言い方、どう考えてもアスペの論理ですね。でその場合「わがまま」というんじゃなくてやっぱりそのお子さんの特性を勉強してもらって正しい対応をしてもらう必要があります」と言いはりました。

 でニキ・リンコさんのホームページの話なんかもしてはりました。

 ほんま、竹田先生も「現場」の人やなあ、と思いましたです。
 学者なんだけど、いつも目の前のたくさんの子どもや人から出発してはる。

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追記
 この1年前に私が参加した□□大学医学部での研究会ではお医者様の発表で「LDとして紹介されて来た子でLDだったことは1件も無い」と言われてました。アスペルガー症候群だったわけです。

 当時からLDの概念を、特に教師が広げすぎ、ということは言われていました。まあ、極端に言えば「勉強できなきゃLD」みたいな。今はどうなんでしょう。
posted by kingstone at 09:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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