私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年11月04日

100回のカウンセリングより1回の診断を(「変光星」の森口奈緒美さんの言葉)

※これは相当説明が必要ですね。追記に書きます。


 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。


 kingstoneです。

 実践障害児教育(学研の出してる雑誌)8月号は特集が「アスペルガー症候群と高機能自閉症の支援」です。

 すごくいいです。

 ニキリンコさんの「自分を語る」という生い立ちの手記をはじめ、どの記事も勉強になります。でもって静岡県総合教育センター教育相談部の臨床心理士さん海野千畝子さんの

「障害をもつ子,そして親への援助体制」という記事の中で森口奈緒美さんの変光星の中の文を引用しつつ

「森口奈緒美さんの著書「変光星」の中での「100回のカウンセリングより1回の診断を」ということばどおり、「診断を受ける」ということは本人の人生において「自己をどう社会と重ね合わせていくか」という視点にかかわる、自己概念の認識形成のために重要なことで
 ある。教育相談所においては、本人、保護者の障害の受け止めの抵抗や混乱は承知で、診断にまつわる複雑な感情をも支えて抱えていく機能が求められている」

と書かれています。こういう心理士さんが増えてくると嬉しいですね。

−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 これは例えば2000年頃発行された、超有名カウンセラーの本に「自閉症はカウンセリングで治る」と書かれていたりしました。まあ流派から行って面接して対話する、ひょっとして箱庭を使ったりするかなあ、描画を使ったりするかなあ、というタイプの方と思われます。

 そういう時代があったのですね。想像になりますが、そういうものが「効果」があったとは思えません。もちろん面接時間はリラックスできるようにされたでしょう。そしてそれは日常生活のつらさを緩和する助けになったと思います。しかし、面接室から出た時、配慮の無い環境(見てわかる環境が作られていない、わからないまま我慢して居ることを強要される)配慮の無い人間関係(表現がわかってもらえない、相手の伝えたいことが正確に伝わってこない等)等々がそのままであれば、またその人は苦しみ続けます。もともとの障害は治るわけじゃないのですから。

 ひょっとしたら超有名カウンセラーさんはカウンセリングという名前でソーシャル・スキル・トレーニングをやっていた可能性はありますが、そのような記述は無かったですね。

ずっと「普通」になりたかった

の中でグニラ・ガーランドさん(高機能自閉症(アスペルガー症候群?))上記のような昔ながらのセラピーを受けていた時と、きちんと診断してもらってからの気持ちのことを書いてはります。

 もちろん「診断」があったて、じゃあどう支援するのか、っていうのが無ければ無意味だ、と私は考えます。ですから1回の「診断」ったって診断名をつけて放り出される感じになってはいけないよなあ、と思います。その点高機能自閉症(アスペルガー症候群)の方の一部は診断名がわかれば自力で情報収集して対応を考えることができる可能性もありますが・・・それもたいへん。

 そこらへんがあって「100回のカウンセリングより1回の診断を」という言葉になっているわけです。

 最近はカウンセラー(心理士など)も発達障害について勉強され、環境を整えていこうとされてる方もおられるようです。スクールカウンセラーを利用するときは、そのあたりも判断して利用されたらと思います。

もうひとつ追記
 あるアスペルガー症候群のお子さん。箱庭も利用したカウンセリングですごっくいっぱいお話でき、とても良かったそうです。そういうこともあるんですね。いろんな2次障害の改善のきっかけには成り得る、ということだと思います。
 で、もちろん日常の暮らしにいろいろ手だては必要、ということだと思います。
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック