※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年10月31日

食事時のバトル

 大昔の話です。

 特別支援学級にいた頃。



 みなさんどうもです。
 kingstoneです。

> > ○○さんと □□くんの 食事時のやり取り(バトル) 見たかったなー
>
> ほほほほ・・・・すごい状態だったと思います (#^.^#)

 研究会に□□君と来られた時に少しだけかいま見せて頂きました。
 一瞬、私、肝(キンタマか?)が縮みあがりました。

 で、それ以外にも他のやりとりがいっぱいあって、で今の○○さんと□□君がいる。そう思いました。

 ただしバトル部分だけを取り出すと、特に学校の教師に対してはめちゃ危ないと思います。本人の意思を確認するとかせずに、全ての場面でバトルで学校文化を押し付けようとする可能性大ですから。

 食事に限らず「体験してもらわないと始まらない」んだけど、その時どの程度どうやっていくか、またお子さんの反応をどう見ていくか、常に考えていないといけないなあ、と思います。

 なお、口もとに持っていく件ですが、私の知ってるあるお子さんの場合は実際にスプーンをつっこむという指導もされました。

 それ以前には、自分でいやそうな顔をしながらもスプーンを口に自分で入れてでペッと吐き出す(つまりこれはどんなもんかな?と探索してたみたい)行動が見られていたのに、教師がスプーンを口につっこむようになってからそういう行動が見られなくなりました。

 そして本人が力が弱く相手が怖い時は何でも食べましたが、本人の力が強くなってくると徹底的に食べないぞ、ということになっていきました。

 このお子さんの場合、すごく後で、ちょっとでも食べられたらおおいにほめる、というふうに変えていき、結局は食べられるようになりましたが、(口もとに持っていくのじゃなくて)口につっこむというようなことが行われたために返って遠回りしたのじゃないかと思います。

−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 上の例にあげたお子さんはまあ良かった、良かった、ですんでいます。

 しかし、食事を拒否できず、残すということができなくなった子、食べ過ぎて嘔吐する子、ものすごく嫌そうな顔をしつつ食べる子、食べられなくなる子、いろんな子がいます。

 食事時のバトルは止めるべきです。

 給食や食事については、過去のエントリが山ほどあります。

posted by kingstone at 09:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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