7 インフルエンザ雑感
「今春(2009年)の対策にはいろいろ批判があったが、私は、阪神・淡路大震災にかかわった経験から、錯誤や過剰対応を強くあげつらわないことがまず重要であると思う。それは、次の災害への対応を退嬰的にする。」
ってのがありました。そうやろな、と思います。インフルエンザつながりで言うとまだエントリにはできていないのですが、
インフルエンザ21世紀 (文春新書)/瀬名 秀明
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厚労省と新型インフルエンザ (講談社現代新書)/木村 盛世
¥777
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の2冊を読んでみました。
木村盛世さん、テレビタックルや週刊誌に出てきた時は「面白いなあ」と思ったのですが、上記2冊を読んでみて、木村さん結局「周囲はあほばっかりや」ということを書いてはるだけのように思えました。批判と悪口。まあ「疫学をわかる人を厚生労働省に」というのはうなづけるご意見かな。
で「インフルエンザ21世紀」のほうを読むと、いろいろな現場で、いろいろな人がすごく努力をしていたことがよくわかります。もちろん錯誤や失敗はたくさんあったのだけど。やっぱりシステムを作っていったりするにはこういう「みんながんばっている」という視点がいるよなあ、と思います。
私は自閉症やアスペルガー症候群の人への特別支援教育についてあれこれ書いています。
もう引退した人なのにね・・・
で、大昔の話なんかも、意図はしていないのだけど「同僚」「学校」「教育委員会」などをボロクソに書くことになっているところがあるかもしれない。あっ「陰口」ではないです。保護者のいない所、学校の会議などではもっと過激に言っていたところがありますから。
しかしなあ・・・
学校でも同僚に「威嚇と暴力は使ってはいけない(×ですね)」と同時に「こういうふうにやったらいいんだよ(○ですね)」を伝えていたつもりはあるのですが。若者たちを怒鳴りつける(この対応が既に間違っていますが・・・威嚇に対して威嚇で応えようというのだから・・・)と同時に、自主研修会・研修会でできるだけいい対応を伝えることに努力したつもりはあります。
自主研修会その他
でも「上から目線」だったかな。
知的障害特別支援学校の送別会終わる
こちらでも「上から目線だ」みたいなニュアンスで叱られてますね。熱心で愛情豊かな先生から。(威嚇と暴力を使う先生ではありません。そういう人は私には何も言えなくなっていた)
でも結局私のやっていることは「人や組織の錯誤をあげつらう」になってるのかなあ・・・
ある先生。威嚇と暴力を使う先生に対し、「視覚支援について一緒に勉強しませんか」と誘い、共同でレポートを書き、それがたくさんの人に認められ褒められることで威嚇と暴力を使う先生が変わっていかれました。そしてひいては学校も変えちゃった。
そんな例もありますから、私のやってることなんてひどいもんだ。
まあ、私は「言わずにおれない」のだし、このブログの初心も「息子たちが読んで、お父さんこんなあほなこと考えとったんやあ」と笑ってくれることだったし・・・
威嚇と暴力がその局面によっては必要な場合もあります。特に生徒と教師の体力的な格差が大きい(当然先生の方が弱い)とか、小さな子や妊婦を襲おうなどとしている場合。全部否定すると、そのようなたった一回の特殊な場面があっただけで「あの人の言うことはあてにならん」「結局、汚れ役をかぶりたくないんだよ」となってしまいます。<br /> 私は「この人は何を考えているか分からない」というのを演じていた(今まで経験しているもの以外の何か恐ろしい技を持っているのではないかと思わせるわけです)のと、暴力の代わりにくすぐりまくりますね。くすぐるってどうかすると殴るよりダメージでかいのに体罰とはされませんから。</p>
>もずらいとさん<br /><br />|そのようなたった一回の特殊な場面があっただけで「あの人の言うことはあてにならん」「結局、汚れ役をかぶりたくないんだよ」<br /><br />前者は情景が目に浮かぶのですが、後者が目に浮かばない・・・<br /><br />|私は「この人は何を考えているか分からない」というのを演じていた<br /><br />こないだから思ってるんですが、もずらいとさんはそうおっしゃりながら、実は無茶苦茶自閉症の人にとってわかりやすかったんじゃなかろうか、と思っています(^-^)<br /><br /></p>
http://ameblo.jp/kingstone/
私は「演じている」という自覚があって接しているからでしょうね。ドラマのヤクザや刑事がわかりやすいキャラであるように。不気味さもストレートに伝わるのかもしれません。</p>
>もずらいとさん<br /><br />|「演じている」という自覚があって接しているから<br /><br />なるほど。<br /><br />善意にしろ悪意にしろ「無自覚」は困りものかも。<br /></p>
http://ameblo.jp/kingstone/