特別支援学級にいた頃。
kingstoneです。
ある方からメールで「書き込みが無いので心配」というのを頂きました。個人メールですので、引用はしませんが、高熱であろうと体調が悪かろうと書いてたのに(爆笑・・・で、それは本当)とのことでした。
で、あわてて過去ログを読んでみましたが、なんだ、二日だけじゃないですか(これまた爆笑)
いやあ、実際問題、疲れ切ってはおりました。
なんせ学校を出るのが7時より早いことは無い、という状態で朝は7時半頃から行ってるし・・・晩ご飯を食べるとイスに座ったまま眠ってしまい、途中目を覚ましてなんとかふとんの所まで行って眠る、という日々を過ごしていました。ここ2日(3日かな?)お風呂に入っていない・・・きたね。
でも、いたって元気にはしております。
とにかくね、○○さん似の美人の先生が私の話に耳を傾けて下さるのが嬉しい。
でもってこの先生、一昨年度特別支援学級の担当をしてはりました。で、先日の歓迎会の時に
「わからない者が担当するという状況だったのに来て頂けて嬉しい」
みたいな発言をされて「ヒヤッ」としましたが、(だって昨年度の担任がいるんだもん・・・)つまり、そういうふうに思って頂けているわけです。
この先生、先日こんなやりとりがありました。
K「明日は1日○○君と関わらせてね」
先生「まず関係を作るためにいろいろやって下さい」
K「うーーん、私は「まず関係を作ってから」とは考えていないんです。いろいろやってたら関係はできてくるんだ、と考えているんです」
で今日、そのお子さんと1日関わりました。先日、ごく短時間、課題学習をして彼が色の弁別ができているのがわかったので、色のカードをトランジションカード(スケジュールの確認に行ってもらうきっかけのカード)としました。
彼は2回目からトランジションカードをちゃんとわかって使ってくれました。(スケジュールを使い出しているけど、これがわかってくれてるかどうかはわからない)
今日の放課後その先生とのやりとり。
先生「本当にびっくりしました。ちゃんとわかってできるんですね」
K「ねっ。彼と会って2日目。人間関係もくそもない時期でしょう?こんなわかるやりとりをすることで、自然に人間関係もできてくると考えているわけです」
先生「ほんとうですね」
※この先生は一昨年度、1年間担任しておられたことに留意して下さい。この先生も、昨年度の担任もこのお子さんが「(こういうことが)わかってできる」とは考えていなかった。しかし、たぶんこの先生はしなかっただろけど、昨年度の担任は「音声言語、威嚇(暴力は使わなかったと思いたい)、押さえつける、強引に引っ張る」で指導し「1年かかってずいぶん伸びた」と思っていたわけです。
なおこのお子さんの場合、確かに「威嚇(怒鳴りつける)」によって「今やっているのと別の行動をする」「起こしかけていた行動を止める」というのはありました。(って私がやったわけではありません)それを「この子は威嚇(音声言語の)がわかる」と教師に勘違いさせ、教師の行動をエスカレートさせていった、ということのようでした。
しかし・・・教育委員会の研修は何をやっていたんでしょうか。
で、もちろん保護者と何の話し合いもできていない状況ですごく心配なのですが、この先生が割とフォローの言葉を保護者にかけて下さっているようです。
私も欠落している部分の多い人間だけに、たいへんありがたいです。新人Aさんや新人Bさんと組んでいた時みたい(「過去の記事」シリーズ参照)な感じでできそうだな、と期待に胸をふくらませています。
ちなみに今日の打ち合わせで今年度の私の教室のめあて(壁に貼りだしておくやつ)は
・わかってできる
・自尊心を大切にする
と決まりました。
それから私の中学の時の同級生が同じ職場にいます。(これは書いたっけ?)で、こいつがまたとても素敵な奴でして、おおいに心強いです。
で、彼が「実は」と私が来る前に広まっていた噂を教えてくれました。
「40過ぎたうさんくさい男が来る」
爆笑
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追記
保護者に相談無しでいろいろ視覚支援を使い始めています。これが相当怖いことであることは自覚していました。しかし「威嚇や暴力や押さえつけ強引な引っ張り」など、もう私には使えなくなっていましたし。
しかしある保護者が言ってましたけど「音声言語や威嚇・押さえつけ・強引な引っ張りだと教師は保護者の同意を得ずに当たり前にやり、視覚支援は許可を取らなければならない、って何か変」確かにそうやわなあ。
それから相棒の先生が言ったことのエピソード、ちょっと前に書いたのと細かい所が違いますね。まあいつものこと。