私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年08月07日

中学生とサポートペーパー

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


※この話は二度ほど書いてますが、また新しいこともあるので。

 kingstoneです。

 先日、ある中学校との交流がありました。

 まあ、なんというか・・・その中学校、荒れてるってことで、(でも今は一時よりだいぶ立ち直ってきいてるという話・・・)たぶんそれ以前にもある学校が交流によってその中学校の子どもたちにいい影響があった、というのでやってみた、というところでしょう。先生や保護者も何人かついてきています。

 これについては、いろいろ思うところはあるのですが・・・

 さて、私のクラス。Bさんは前の晩に眠るのが遅かったので遅刻か欠席か、ということでした。サポートペーパーも用意して行っていたのに残念・・・と思っていましたら、作業学習の時刻に登校することができました。

 で、Bさん担当の女子中学生に「サポートペーパー」を渡すと「へっ?これ読むのーん」とまことにダルそうな言葉。そういやこの子さっき担任の先生が通った時に「学校に戻ったら暴れたるぞお」とか言ってたっけ・・・

 服装もゾロッとしてるし、爪はやたら長いし・・・

 ま、そこらへんは見て見ぬふり、聞かぬふりで「そう、読んでね」(ニコ)っとかやってました。

 まあ給食からだったんですが、給食中にBさんは時々ニコッとしながら手を出して挨拶したりします。手を合わせて、みたいなのね。女子中学生もなんかまんざらでもない顔をして嬉しそう。

 そして給食の介助も私の言う注意点を守ってちゃんと介助していました。

 そして給食が終わったら「この子どないしたら喜ぶんやろ」
 まあ言葉使いは「おいおいおい」なのですが、気持ちは嬉しいですよね。(でもちゃんとサポートペーパーには書いてんねんけど)

 Bさんの好きな本とか教えてあげると一緒に読んでいました。

 最後に「終わりのつどい」へ移動します。平面は介助してもらってましたけど、階段では「発作が起きるといけないから先生が介助するね」と言うと「発作が起きたら横向きに寝かせてあげんねんな」とちゃんとサポートペーパーに書いてあったことを言います。

「おっ、ちゃんと読んでるやん。じゃあなんでそうするの?」
「のどつめたらあかんから」
「すごーーい」
というと、とても嬉しそうな顔をしていました。

 見送りの時、ついてきていた保護者(その子のではない)が「教室ではじっと授業を聞いていられないようなお子さん(その子と特定はしていませんがたぶんその子だと思います)がやさしさを見せてくれていたのが嬉しかったです」とおっしゃいました。

 私は「やさしさを出せる環境が大事なんでしょうね」と答えました。

 そして周囲の環境ということもですが、そのやさしさを引き出してくれたBさんにも感謝です。
 

 ところで美術の先生がBさんの絵をとてもすてきなポスターにして下さいました。もちろん、元の絵も素晴らしいです。

 黒い絵の具で描いた絵をシルクスクリーンですてきな赤色の絵にして下さっています。なんでもないことのようにひょいひょいとやっちゃう・・・確かな技術があるってすごいなあ、と思います。



posted by kingstone at 12:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック