私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年06月27日

戦いと癒し(2)分科会にて

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


※このエピソードは他のエントリーで書いています。そちらは細かい点(いや大きな点もか?)が違っていました。でもまあそちらも残しておきます。


 kingstoneです。

 今日は、大きな研究大会でした。

 午前中の自閉症分科会にて、わが研究会の○○さんの発表がありました。2月にもお聞きしたけど、現在進行形で、パニック出しまくり状態からTEACCHの一泊二日の研修に行ってから、視覚支援を取り入れ、子どもとの関係がすごく変わってきた、子どもと子どもの関係も変わってきた、というすばらしいものです。

 私も事前に原稿などの相談にのっていました。

 しかし、指導助言者がかつて私とやりあった地域の大学のA教授と聞き、嫌な予感。でも、発表者に変な先入観を与えたり、心配かけたらいけないと思い黙っていました。ところが・・・

 共同発表者の□□先生が何だか不安そうな顔で私の側に来ます。

 前日、打ち合わせの時にA教授が
「TEACCH・・・ふーむ、ひょっとしたら私、つぶしに行くかもしれませんよ」とおっしゃったということです。で、どうしよ、と心配してはりました。

 私は「ははは、大丈夫。○○さんの発表はけちをつけようがないし、火の粉は私がかぶるからね」と言っておきました。しかし・・・現場の発表に対する大学教授の言葉かあ・・・これが。

 発表はつつがなく終わりました。

 ただ、やはりみなさん全然イメージわかないみたいね。

 例えば、○○さんはきちんと「集団の中に視覚支援を使うことで落ち着いて入っていけた」ことや「友達との関係も良くなった」とかもちゃんと言ってはるのに、「いったいどうしたらいいんでしょう」と質問が出て、それに指導助言者が抽象的な答えをしていました。

 私は協議の時に「情報提供です」と断って別エントリーに書く内容を話しました。で大学教授の発言を待ちました。

 いろいろあれこれ言ってはりましたが、TEACCHに関するところはこういうことでした。

「TEACCHについてですが、最近、保護者がすごくやってほしいと欲している。それで困っている教師もいる。プロパガンダがひどい。要は一人一人違うのだ。いろいろなものをインテグレートしていけばいい」

あと、なんやかんや続きましたが、わけがわかんないのでこの程度にしておきます。

 ちょっと拍子抜けしました。なんだこの程度かあ。

 あともうおひとり、お子さんが自閉症で、自分で作業所をやってはるという方が指導助言者でした。この方は「絵カードも最初はいいかもしれないけれど、そうすると社会に出られなくなる。だからノーマライゼーションのために、使わないでいいように普通に言葉でできるようにしないとね」という助言をしてはり
ました。

 まあFAQ(よくある質問)ですね。

 もちろんこの方も実践者ですから敬意を表したいとは思いますが、ひょっとしたら視覚障害者の白状を使うな、という薄情なことを言ってるのかもしれない、ということにはお気づきになっていないし、今までコミュニケーションがとれなかった人がとれる喜びということにももひとつピンと来ておられないだろうな。

 でも、こないだのパネルディスカッションといい、なんか考える方向が違うなあ。保護者が知識を持ち、こちらも持ち、話し合い合意してやっていけばいいんじゃないのかな?

 このA教授の名誉のために言っておくと、「反TEACCH」以外の部分ではなかなかいいことを言ってはりました。(でも自閉症分科会で反TEACCH・・・・)

 さて、分科会が終わりました。
 先日の反省にもとづき出口に近いところに席をとっていました。

 そして、エレベータ前に行き、カウンターを使うと怒る人もいるかも、と地べたにプリントを置きました。そしたらたくさんの人がプリントを取って行って下さいました。

 まあただやから取っただけかもしれませんが、いややっぱり情報を求めてはるんや、と思います。「内山登紀夫先生が来られるってこれですか」なんて聞きながらプリントを持って行かれる人もいました。

 60人くらいの人に研究会・その他の資料を持って行って頂くことができました。

 知り合いのある地域の先生なんかが心配そうな顔で挨拶してくれはるので「はは、プロパガンダしてますねん」とご挨拶しました。

−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 「私が火の粉をかぶる」ったって何ができるわけでもないのですが(笑)

戦いと癒し(1)過去の因縁
戦いと癒し(3)分科会の協議の時にした情報提供
戦いと癒し(4)癒し 全体会にて

この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック