財政破綻(夕張化)しかけた町を再生しようと努力している、という話です。
2chにあった内容の簡単なまとめは
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財政破たん危機乗り越えコンクリから転換した町
隠岐諸島海士町
島根 借金100億円を超え
今岩ガキの生産を民間と共同
Iターンでやってきた鈴木さん (Iターンで人口が増えている)
春香と名付けられた岩ガキ
公務員人件費カットで2億円
破たん寸前だった町が財政支出できたわけは人件費カット
町長50%カットで34万
副町長議員40%
地方版公務員改革
職員30%カット
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もちろん、全部が万々歳という話ではなく、まだ借金は70億あるし(でも30億返したわけだ)、確かカキについては1億5000万円投入し、売り上げが上がってきた、という話ではあるけれど、それが確か8000万、つまりまだ赤字ということですね。
でもまあ、そういうことだと思います。節約とか借金を返すというのはほんの少しずつしか進まない。しかしその努力が必要。
今やってる事業仕分けも「パフォーマンスだけで金額は微々たるものじゃないか」という批判がありますが、そこからやっていくしか無いのでしょう。
注目はまず町長自ら給与を50%カットし、えらいさんたちが40%カットをした。組合は給与を下げたくなかったけどやむおえず組合側から30%カットを申し出た。で、浮いたお金で必要な事業に投資した、と。
公務員給与、若い人と定年前の人で比率は変わってもいいからカットする必要はあるんじゃないかと思います。で浮いた資金で事業をする。また公務員給与カットは奢侈禁止令では無い。給与の中から、あるいは民間が「贅沢」することは別に禁じてるわけじゃないから経済も回ると思うし。
浮いた資金で事業をする、と言えば・・・
例えば学校で。適切な講師を呼んで研修する。
私が現役の頃、学校が主宰する研修会の講師に払うお金はまともにはありませんでした。あっても図書券とか・・・それで地域の教師などに頼むわけですが・・・まず自閉症に関してはまともなものはありませんでした。「大昔の話」を読んで頂ければわかるでしょう。
今なら自閉症の人の苦しみを知っていて、かつきちんと環境を調整し結果を出してきた人がいるわけです。おめめどうのハルヤンネさんとか。あるいはsyunさんとか。この人たちなら授業中から入ってもらってOJT(現場での教師に対する直接指導)だってしてもらえます。(大学教授なんかだと勉強はしててもOJTができない人は多い。また特別支援教育については立派な大学教授でも自閉症の人に関してとんちんかんなことをいう人も多い)
で、そんな人を呼べば当然お金はかかるわけです。「お金が無いから呼べない」と言うならお金を作ればいい。給与カットが現実的で無いなら、みんなでお金を出し合えばいい。私も「大昔の話」の中に何度かはどれだけ自腹を切って勉強していたかは書いています。もちろんそれは恵まれた給与があったからのこと。「恵まれた給与で自腹で勉強する」か「給与カットで勉強する予算を別につけるか」を選べばいいだけのこと、と思えます。
まあ、しかし大昔で言えば「養護学校免許認定講習」が、今なら「教員免許更新講習」もあまり意味あるものではない・・・公的な研修は意味の無いものになりやすい、というのが悩ましいところです。
上記のような人を呼んでくれば間違いないですが。
給与カットの例。例えば「威嚇の上手(?)な超ベテランさん」が年収1000万超え。
30%カットでも700万円。
全然貧乏じゃないですよね。
今月の視点 海士町の新たな挑戦〜「最後尾から最先端へ」〜