※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年06月04日

理事長・施設長処分を受け退職 大阪の知的障害児施設(月の輪学院)虐待事件

 もうソースは書きません。

大阪の知的障害児施設虐待事件続報

の「月の輪学院」では理事長・施設長が処分を受けて退職されたとか。

 少なくとも施設長は「熱意にあふれた」「愛情いっぱいの」方であったようです。ただし上のエントリーにある

「石井芳明施設長は「隣の子のおかずを取り上げた子に対して手の甲をたた
 くことは虐待だと思っていなかった。認識が甘く、子供たちに対し深く反
 省している」と述べた。」

ということであるなら、たぶん「自閉症」に関する知識も対応する技術も無かったことが想像されます。熱意や愛情だけではいかんともしがたいところがあります。私自身も

2年前の卒業式練習(私がA君を怖い顔をして叩いていたこと)

で書いているように自閉症のお子さんの手の甲をたたいてしまったことがあります。知識や技術が無いと、おうおうにして起こりがちなことです。

 私の場合は、それをネットに書き、「それは間違ってるよ」と指摘して下さる人がいた。施設長さんにはいらっしゃらなかった、ということでしょう。保護者からも感謝されているし、自分はいいことをしていると自信があったかもしれません。

保護者から学校や施設への感謝

 職員さんは現在、他の施設に見学しに行ったりし、意識が変わってきつつあるとのこと。いいことだと思います。ただし、その「他の施設」が例えば「すみれ愛育館」であったりしたら困るのでしょうが。

 新施設長さんも「では今後どういう対応をするのか」と問われて答えられなかったとのこと。ということは新施設長さんもたぶん「自閉症」に関する知識・技術にはそれほどお詳しくないことが想像されます。

 きちんと学んで頂きたいと思います。


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posted by kingstone at 19:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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