私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年05月27日

くせになる。パターン化する。

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 ○○さん、どうもです。
 kingstoneです。

 > 1日目 わら半紙のテスト時程表に非常に小さく時計をかき足しました。
 >     S君は普通に軽くタッピングして納得しました。
 >     Sに関係のない部分もあらわしてあったのですが、これに
 >     対し、S君は間違いを指摘しました。それにバッテンを
 >     して、「君は関係ないよ」と伝えると納得しました。

 わあ、えらいなあ。
 ちゃんと間違いが指摘できるんだ。

 >     もう一人の先生が
 >     「これは、私がかまってあげなかったから。時計は関係ない。
 >     くせになるからいけない」とえらい剣幕で言ってきたので中止
 >     しました。すると、S君は時程表の紙をガリガリと鉛筆で塗り
 >     つぶし、それを責められると、今度は紙を破り、丸めて床に捨
 >     てました。(中略)

 ためいき・・・

 ところで「くせになる」って・・・
 保護者の方でも「パターン化しないで下さい」という要望を出しはる
方もおられます。

 「くせ」「パターン」・・・別に鋳型にはめようとしているのでは
ないのですよね。本人が楽に生活できる手段を考えようとしている。
○○さんの時計にしても、私のやってる自立課題活動における
ワークシステムにしても、はたまた移動のさいにカードを使うことに
しても。

 で、少なくともTEACCHではパターンを崩していくこともちゃんと
指導の中に入れている(「コミュニケーション指導法」の中にあり
ます)もちろん、ずーーっと必要な支援であるならそのまま使って
いいよ、ではあるわけですが。
自閉症のコミュニケーション指導法―評価・指導手続きと発達の確認/リンダ・R. ワトソン

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 しかし「くせになるからだめ」「パターン化しないで」と強く
要望されたら、最初の「まず楽にできる方法を探る」ということが
できなくなってしまい、つらいっすねえ・・・

 でも教育というのは実は「くせをつける」「パターン化する」に
違いは無いような気もするな。例えば先生が話し始めたら生徒は
口を閉じる、とか、チャイムまでは座っている、とか。

 で、その「くせ」や「パターン」のレベルが実はひとりひとり違って
いいのだ、ということを周囲に理解して頂くことが必要なのかな・・・
なかなかたいへんやなあ、と思います。

 >・普通の人なら、「ああいやだなぁ」とぼやいたり、「あとどれくらいか
 > な、長いなぁ」とぶつぶつ言うことができるが、自閉症の人はそれがで
 > きにくい。見通しをつけてあげなければ、爆発してしまう。
 >・時計で終了時間を示してあげることは、苦痛な時間であれば、そして本人
 > が示して欲しいとあきらかに訴えているならすべきことである。
 >・見通しを示してあげることで、最大限に我慢してくれてることをもっと評
 > 価してもいいのではないか。
 >・それをしないで、表現に問題があることを責めたら、かえって問題行動を
 > 生み出すのではないか。

 まったくその通りやと思います。


posted by kingstone at 07:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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