知的障害特別支援学校にいた頃。
今日、成人施設の指導員の方が研修で私の学校に来られました。
さて、で研修終了後感想文を書いて頂き、少し質疑応答をしました。
まあ私もおざなりの話ではなくできる限り本音の部分でのやりとりを
心がけました。
ひとつ感想として「すごく高度なことをやっておられますね」と
いうのが出てきたので、ああなるほど、と得心しました。
だって、その施設は知的に軽い成人の人がほとんどで、私の学校の
子どもたちだったら半数は行けないようなところなのです。
例えば、機織り。常に目を光らせ、声をかけしてやっと少しは
まともなものができます。しかし、施設ではそんなに指導員さんが
いないからはなから無理なわけです。だからそんなことをやらせよ
うとも考えないんじゃないかな。
結局、今の学校って「声かけ」や「手をとって」でやっとできる
ことを授業でやっている。(注・私個人はそうでない授業を目指し、
実際に自分で企画する授業ではその方向で進めています)
で、それって結局のところ本人の力にはなっていないわけですね・・
教師がついていなければとたんにできなくなるのですから。
うーーん・・・・