私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年05月09日

のび太・ジャイアン症候群

 大昔の書評です。

のび太・ジャイアン症候群―いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった/司馬 理英子

¥1,575
Amazon.co.jp

 上に出しているのは旧版です。

※ ほえ〜―いじめっ子、いじめられっ子は同じ心の病が原因だった−
って副題がついているのかあ・・・Amazonのカスタマーレビューでも
賛否両論な感じですね。中古で1円からですから読む価値あるかも。

「のび太・ジャイアン症候群」
司馬理英子著 1997.5.1
主婦の友社 1500円

 ADHD(注意欠陥多動障害)について書かれた有名な本ですけど、
やっと読みました。

 繰り返し出てくるのは「育て方のせいではなく脳の障害なのだ」
ということや「自尊心を大切にしよう」ということですね。
また「ぶたないで」「おどさないで」なんてところも出てきます。

 で、いろいろ対処法も書いて下さっているのですが

(引用開始)
 前記のような方法をすべて試みても、いつもうまくいくとは
限らない。一人一人のび太・ジャイアン症候群のあらわれ方は
違うので、絶対という方法はない。あれこれ試し、その子に適した
方法を模索しなければならない。
(引用終了)

なんて書いてはります。なーーんや、私が自閉症について学んで
来たことと一緒やあ・・・とまたなってしまいますね(ニコ)
 さて、こんなことも書いてはります。

(引用開始)
 アメリカの心理学者、ハロルド・コップルウィックが興味深い報告をして
いる。ある3才の男の子が、のび太・ジャイアン症候群の診断を受けにやって
きた。10分間診察室で自由に遊ばせたところ、一つのおもちゃで遊ばず、
次から次へと何十個ものおもちゃを、手当たりしだいに投げつけて遊んだ。
母親は必死に子どもを落ち着かせようとするのだが、なんの効果もない。
やがてあと片づけをするように言われると、子どもは大声でわめいて、片づける
のを拒否した。次にいくつかの課題を与えられたが、いすにすわらずに走り
回り、母親は何度も大声で課題をやるように言い聞かせるのだが役に立たず、
母親自身はだんだんいらいらしてきた。
 1カ月後に再びやってきたとき、子どもは中枢神経刺激剤を1日40mg服用
していた。前回と同じように自由に遊ばせると、おもちゃを一つ選んで10分間
遊んだ。母親も落ち着いて子どもと話している。そのあといくつかの課題を
与えられたが、ほとんどの課題ができた。
 ビデオに収録されたこの母子の様子を見て、事情を知らない医学生たちは
全員一致で、「この前後の差は、母親の態度の違いである。前回は母親が
めちゃくちゃで、どなったりうるさく言ったりして子どもをだめにしている
が、2回目は母オフが精神安定剤を服用していくので、ずっと落ち着いて
おだやかに接している。それで子どもも落ち着いている」という結論を
出した。実際は、投薬によって子どもが落ち着いたので、母親も冷静で
おだやかなのである。
 このようにのび太・ジャイアン症候群について知らないと、同じ状況を
まったく正反対に読みとってしまう。今までほとんどの人が、この医学生
のように解釈してきたのである。
 母親のこれまでの努力や苦労を十分に理解し、子どものためによりよい
環境をつくるように教師と父母が協力することがたいせつである。
(引用終了)

 ほんま、心してかからなあきませんわね。まあ私らの場合、教師やから
もし薬の援助が無くても「どなったり、うるさく言ったり」せずにすむ
ように、子どもを理解せなあかんわなあ。

叩かれていた子の例3

posted by kingstone at 13:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック