知的障害特別支援学校にいた頃。
朝日新聞夕刊のウィークエンド経済欄
「マキオ社長 牧尾英二さん
田舎に24時間スーパー、逆転の発想です」
って記事がありました。なんで田舎に24時間スーパーやねん、
ってとこですが、すごく当たっているそうです。でインタビューの
最後のところに
(引用開始)
効率を考える従来のスーパー経営の発想からすれば逆になりますが、田舎
だからこそ、24時間営業の大型スーパーの需要があるとみたのです。
従来と同じ方法では、業界の先輩たちに追いつけない、とも考えました」
−十分に検討して開店したのですね。
「設計の仕事で経験した模擬実験のようなことをいろいろやりました。
ホームセンターの営業時間を次第に延ばし、最終的には終日に近い営業時間に
して、客の入りを確かめました。宣伝チラシもそうです。常に安かったら
チラシは必要ないのではないか、と次第に減らして試してみました。いま
チラシの回数は同業者の十分の1程度です」
「経費の削減策はいろいろ考えました。田舎なので土地は安いのですが、
建物も機能が落ちない限り安くしました。昼は50人ほどいる店員を、深夜は
8人程度に減らしています。店内の表示は最初、必要最小限にし、お客様の
不満を聞きながら増やしていく方法をとりました。何事も一度試してみて、
不都合があったら、改善していくという方法をとっています」
−今後は。
「お客さんの要望は常に変わりますので、慢心したらそれから下降線をたどり
ます。その意味で、この店はいつまでも完成しない店ですね。いま1店ですが、
今後は周辺地域に出店していくつもりです」
(引用終了)
お客様の要望に従って改善していく、ということですよね。
そして何事も一度試す。
実は先日、新人Aさん新人Bさん(昨年一緒に学年を組んだ)と話す機会
があって、しみじみ「ほんま我々って試行錯誤の連続やったねえ・・。今
も続いてるけど」という話になったのです。保護者ともいろんな機会を
使って話し合ったしねえ。でもまだまだ少ないと思っていますが。