私の関わりのある法人
ksbutton.png omemebuttan.png sowerbuttan.png
※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月26日

TEACCHと知的障害特別支援学校教員の関係

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


○○さん、こんにちは。

 あっ、まずお断りしておきますが、私、○○さんに反論しようとか
説得しようだとかは全然思っておりませんです。この商売について以来、
「お前の言うことには説得力が無い」と言われてきておりますので(笑)

 > でも,この例えだとあらゆる
 >指導法・療育方法はこれに当てはまると思います。

 確かにそうやね。で、ほんまどの療育方法でもそういうもんや、と
思います。つまりギターを弾くことの技術の取得との一致がある。実践と
いうことやろね。

 > また,□□さんが提起した
 >
 >>>「TEACCHを適用」するプロの人は,最低限大学初年級程度の行動理論と
 >>>認知理論を学んだ上で,少なくとも日本語で読める文献を20以上は読む
>>>べきでしょう.そうすればTEACCHの基本理念は杓子定規な対応には無い
>>>ことがわかるはずです.
 >
 >に対する説明にはなっていないと思います。

これについては「だからTEACCHはダメなんだ」と言う方がTEACCHに対して
あまり勉強されていない、ということへの苛立ちの文と読みました。

 でも考えたら、これもいろんな療法をやってはる人たち、そう思ってはる
やろな。「だから○○法はだめなんだ」と言われた時にたぶんやってはる
人は「そら、こんなことしちゃいかんわあ、こことここでもう間違ってる」
とかいうのがわかるんですよね。

 で少し書いたけど、実際知的障害特別支援学校教員としてまず□□さんの
要求する勉強をしなきゃTEACCHを参考にした指導ができない、ということは
無いと思います。これは□□さんも書いてはるように「Fの音が出た!」と
いう感動の段階ね。

 ただやってりゃうまくいかないこと、わかんないこと、いっぱい出てくる
わけですね。そうなった時に即「だからTEACCHはだめ」と考えるか、「何で
やろう」と考えるか、そこでずいぶん違って来ます。そしてこれまた何の
療育方法でも一緒やね。

 私の場合だったら、そこでまた本を読み、研修に行き、研究会で質問する
という形をとったわけね。

 > つまり,「多くの療育法・指導法を広く,そこそこ深く」
 >持ち合わせているのが教員としての「プロ」です。

 ここらへん、微妙なんやけどね、ある意味で「特定の療育方法」について
なーーんも知らなくてもいいのかもしれない、と思います。まず目の前に
起こっていることをちゃんと見ることができるのであれば。ただしそれが
難しいのだけど・・・「普通はこれくらいのこと我慢できるはずだ」とか
「私が楽しいから子どもも楽しんでいるはずだ」とか目が曇ることはよく
ありそう。

 で、しかし、「ひとつの療法に偏らないプロだから、□□さんの言うような
勉強は必要ない」ということではないよね。実際に「広く、そこそこ深く」
勉強してはる人、周囲を見渡してもあんまりいない。

 これってね・・まあ別に本は読まなくてもいいけど、読まないの
だったら、人に聞くとか研修に参加するとかして欲しいなあ・・
ネットワークで学ぶ、というのでもいいし。

 昨年の夏のTEACCHセミナーは4泊5日で8万円(宿泊こみ)
 今年の夏のTEACCHセミナーは4泊5日で10万円(宿泊料別)
 
 その後の私の現場での展開を考えるとずいぶん安いと感じます。
 でもこのあたりの金銭感覚も、私の場合、パソコンを買い出してから、
大きく狂っているのかもしれない(爆笑)
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 宿泊こみで8万円って・・・激安ですね。



posted by kingstone at 11:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック