の時の議論は特別支援教育の担当者がTEACCH的な指導・教育を
するにはTEACCHを勉強することが必要という議論なわけですが。
そうでもなさそうな気がします。
指導力不足教員について
で書いた「かんしゃくをおこす先生」や「同僚Aさん」はTEACCH
に関する本なんか読んだことはありません。でもすごくTEACCH的
な取り組みができました。同僚Aさんなんか、一見TEACCH的に見
える取り組みに、適切な質問(反問)すらしています。
新人Aさんと新人Bさんも、TEACCH関連の本なら、VISUALメッセ
ージライブラリを2冊ほど読んだだけです。(所要時間2時間ってとこ
ですね)
他にも、本などでは一切勉強せずにTEACCH的な取り組みができ
たかたは私の周囲にいます。
それは、私がそばにいた、からできたわけですけど。
私は「よくわかっている」人とはとても言えません。少なくとも当時。
でも私ごときでも、OJTと言うか、現場で実際にやってお見せして
いると、そして少しだけ説明していると、非常に狭い身近な範囲ならそ
れこそ特別な勉強しなくったってできるのです。(隣の教室、隣の学年、
となるともう難しかったのですが)
で、これって特別支援学校だったら、学校の組織の中でできるだろうし、
特別支援学級だったら教育委員会がシステムを作ればできることだと思い
ます。
確かにTEACCH的取り組みをするのに、そりゃ勉強した方がいい
だろうけど、そばでやって見せてくれ、少し説明してくれる人がいれば、
特別な勉強はいらないような気がするなあ。