私の関わりのある法人
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※このブログに書いていることは、私の関わりある法人の意見ではなく、
 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月24日

自主研修会 視覚支援を何のために使うのか

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 今日は自主研修会でした。

 前回は私ともうひとかたで2名でやりました。
 今日はどうかなあ、と思っていると・・・おっ、3名。
 前回と比べると1.5倍だあ!
 私を除けば2倍だあ!(笑)

 嬉しいです。

 今日は、まず昨年12月28日にNHK教育の「子ども療育相談」で
中邑賢龍先生が紹介して下さった香川大学附属養護学校の
コミュニケーションブックやQHWやVOCAを利用した指導について
私の方から紹介しました。

 その後、質疑応答をしたのですが・・・

「現在、写真カードを使った指導を始めているが、それこそ心が
 つながらない気がしてしかたがない」という疑問が出ました。

 で、詳しくどういうふうな指導をしているかお聞きしてみました。
その結果現在は

「移動のおりに教師から「○○へ行くよ」という形でのみ
 使っている」

ということがわかりました。で「それだけやったら悪い使い方やで」
とまず答えました。まずいきなりそうやってわかるかどうか、という
問題。次に(一番重要かな?)「○○」へ行くことが本人の望みに
かなっているのかどうかという問題。で、たぶん気にそまぬ場合が
多いのじゃないか、と想像されます。

 そういう使い方だけやっていると効果も上がらないし、もともとの
「なぜ使うか」ということから離れてしまう。もともとは

1.「本人にわかりやすくする」

2.「本人が少しでも自立的に動けるようにする」

3.「本人の自発的な表現を少しでも増やす」
  (こちらに本人の考えていることがわかる)

をねらってあれこれ考えるわけです。でそのためには音声言語を使おう
が、カードを使おうが、サインを使おうが、具体物を使おうが構わない
わけです。

 逆に上記1.2.3.なしで命令するためだけに使おうというのなら
どの方法を使おうが困ったもんだ、なわけです。

 もちろん移動先をわかりやすく伝える、というのは大事なのですが、
その移動先が、そしてそこで行われる活動が本人の望むことなのか、
ということは常に考えた上でやらないといけないわけです。

 ということを昨年の私の学年の実践ビデオをお見せしながら答えました。

 ここ自閉症会議室で○○さん始めみなさんと議論させて頂いている
おかげでいろんなことが見えてきたような気がします。

 質問して下さった方は「なるほど」と思って下さったようですが、
学年に帰ってみなさんに説明することは難しいだろうな、と思います。
真剣にやろうとすれば今までの学校生活や授業の枠組みとどうしても
ぶつかってしまうことになりそうで、その部分の意識改革をするのは
とてもたいへんなことですから(でもなんでそうなるんだろう・・・)
−−−−−−−−−−−−−−−
追記
 とにかく最初は「本人の得すること」からですね。

posted by kingstone at 11:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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