私の関わりのある法人
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 あくまでも、私個人の意見です。

2010年04月24日

コミュニケーション形態の進歩 本人が「こうしたらいいんだ」と気づく

 大昔の話です。

 知的障害特別支援学校にいた頃。


 C君は、自ら表現することの少ないお子さんでした。

 何とかC君の気持ちを知りたい、というところから、彼とのカード
コミュニケーションに取り組んで来ました。しかし、カードだけだと
逆に困ることもあるよなあ、と思っていたら最近彼のコミュニケーション
方法に少し変わった部分が出て来ました。

例1
 (以前)靴ひもがほどけていたら、手が向かい合っている絵(PCS)を
   見せて靴ひもを結んでもらう。
 (最近)靴を指さして相手に靴ひもがほどけているのを示し結んでもらう。


例2
  トイレに行きたくて集団から離れる時に「どこ行くの?」と声をかけ
  られた時
 (ずっと前)離れてはだめ、と集団に戻される。
 (以前)「トイレ」の写真カードを示して、行く。
 (最近)こちらを見ながらトイレの方を指さして、行く。

関連して思い出すこと
 ・カードコミュニケーションを始めてから指さしが多くなった。(それ
  まではほとんど無かった)
 ・注意喚起で相手の肩トントンを練習し始めて、他人の方へ手を伸ばして
  注意を喚起しようとするような仕草が見られだした。


 例1の場合、以前の段階だとある先生「プッ」と吹き出して、「なんで
そんな面倒なことをするの。指させばすぐわかるのに」って笑っていた
のですね。私もそらそうやなあ、と思っていたのです。でも、C君には
マカトンなども入りにくい部分があるし、動作模倣もむつかしい部分が
あって、どうしたらいいのだろう、と思っていたのです。

 で、私自身も何となくコミュニケーションの段階としては

「できない」→「指さしなど身振り」→「カードなど」と進んでいくと
思っていたのですが、逆に「できない」→「カードなど」→「指さしなど
身振り」という方向もあるのですね。

 C君の場合は、カードなどを指さすことでとにかくコミュニケーション
できるんだ、というところから始まって、指さしの有効性に気づいて
いったのかなあ、と思います。

posted by kingstone at 11:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 特別支援教育や関わり方など | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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